秋田県角館~秋田市散策レポート(2017年12月6日~7日実施) その3
ウォーキング開始!
5.桧木内川遊歩道
平福記念美術館での鑑賞を終えると、桧木内川(ひのきないがわ)の遊歩道に向かいます。
国の名勝に指定されている桜並木があるのです。
しかし、今は冬。当然桜は咲いていません。それでもこちらでのウォーキングを楽しみにして来ました。
冬でなければ見られない景色があると思ったのです。思った通りでした。
美しい雪景色に感動です!
足跡1つ無い歩道を一人、歩きます。(喜)
季節ごとに美しい景色を眺めることができるのでしょうね…
何度か鼻をかまねばなりませんでしたが、楽しいウォーキングでありました。
6.安藤醸造本店
桧内川ほとりにある「プチフレーズ角館」で一息入れて体を温めると、午後3時をまわっておりました。
駅までの移動時間も含めて見学はあと1つしかできないと思いました。
最後の目的地・「安藤醸造本店」に向かいます。
安藤醸造は商人の町「外町」にあります。嘉永6年(1853)に創業、秋田を代表する味噌・醤油の醸造元であります。
こちらの蔵は煉瓦造り。
「外町」は木造の店舗が密集し、度々大火に見舞われていたことから、火災に強い煉瓦造りを取り入れました。
現在の建物は明治15年から24年にかけて建てられたもの。まだ大規模な修理は行われていないそうです。
東北最古であるという煉瓦蔵の中を拝見します。壁の分厚さに感心。
画家・西宮礼和(にしのみやれいわ)が意匠の構想・制作を務めたというお座敷。24枚の襖絵に引きつけられました。
中でも「犬の図」にはびっくりいたしました。私、犬が描かれた襖絵を初めて拝見しました。
こちらは礼和も気に入っていたそうで、床の間と並べて配したいとの希望から、
本来、正面にあるべき床の間は脇に配されています。
写真右の蝶は「釘隠し」。緑青に覆われているものがあれば、そちらは創建当時のもの。
写真のものは黒いので新しいものですね。
見学が終わると、文庫蔵へ。
無料で休憩できるスペースとなっており、かつ、味噌汁やおつゆ、漬物の試食ができるようになっています。
そちらでいただいた「あまだれ」(360ml・400円)が気に入りまして、お土産として購入しました。
一般のめんつゆと比べると甘みが強いでしょうか。
煮物で使うと砂糖で味付けをするより、簡単に味が決まり、味に深みを出せるので非常に気に入っております。
見学を終えると、JR「角館」駅へ。
16時台の新幹線に乗って、秋田市へ向かうのでした。
充実の散策でした!
散策マップ
参考資料
- まっぷる秋田 ’17-’18
- 「安藤醸造家」 リーフレット
- パンフレット「文化財 商家としての歴史手帳 安藤醸造」
- 角館ガイドマップ
つづく