美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。
この花の名前は何て言うのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/76/b09be7b3fb5fa5b433f93bce6729f669.jpg)
アメリカギク、ミヤコワスレ、ゴマナ、ヨメナ、ノコンギク、シオン等々…
一つ一つ、花色、葉の形、分布等を確認して判別しようとしたのですが、どうも決定打に欠けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5b/db1fa13dcee0f9daa9dced6cbee7bb02.jpg)
困り果てまして、いつもの如く植物アプリの会員の皆様に助けを求めました。
すると、「シオン」ではないかという回答。
私も葉の形から言って「シオン」ではないかと思ったのですが、ウィキペディアによれば、「本州の中国地方と九州の山間部に分布する」とあるため、決定できずにおりました。
(なんせここは札幌。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/4b/3136789ba733db0a23e25032b9c4ec57.jpg)
キク科シオン属。
日本だけでなく、中国、朝鮮半島、シベリアにも分布しています。
よく山間部で咲く花が、街中で見られる札幌。
耐寒性があり、初心者向きと言われる「シオン」の種をどなたかが買って、撒いたのかもしれません。
名の由来は漢名「紫苑」の音読みから。
大きな紫系の花が株にたくさん集まって咲く様子を、草木が茂る様子を表した「苑」という漢字を当てて「紫苑」となりました。
平安時代から観賞用に栽培されてきたそうです。
ところで、別名は「ジュウゴヤソウ(十五夜草)」、「オニノシコグサ(鬼の醜草)」、「オモイグサ(思い草)」。
実に興味深い別名を持っております。
「オニのシコグサ」は今昔物語が名の由来となっています。
そのお話については下記のサイトをご覧ください。
「ジュウゴヤソウ」については、十五夜頃に開花することから来ているそうですよ。
国道沿いの歩道に設置された花壇の中で、「シオン」の花は美しく咲き誇っておりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b2/8d895d21608ab05cad51f12522b5c7eb.jpg)
<参考資料>
- 大和農園オンラインショップ「姫シオン」
- HORTI「紫苑の花言葉」
- ウィキペディア「シオン」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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