山形県山形市散策レポ(2017年9月26~27日実施) その7
<2日目>主に建築物を見学する・・・山形市中心街の北エリアを散策
ウォーキング開始! (2日目)
12.文翔館
教育資料館を出ると、市役所の方に向かいます。
たった2日間の滞在でしたが、山形市中心街は雰囲気が非常に良く、
ウォーキングをするにはとても良い所であることが分かりました。
来て良かったと思いながら歩いていると…
「文翔館」に到着です。
昭和50年まで県庁舎として利用されていました。県庁移転後、文化財として保存することとなり、
昭和59年に国の重要文化財に指定されました。
一目見るなり、まず大きさに感心であります。
正門ギリギリの所から撮影していますが、レンズにすべて収めることができない程です。
こちらは旧・県庁舎。「文翔館」は愛称です。
建物中央、一番上にある時計台は今も現役。5日1回ネジを巻かなければならないそうです。
建物は、米沢市出身の中條精一郎を設計顧問とし、県工師として東京から招いた田原新之助が担当しました。
イギリス・ルネサンス様式を基調としたレンガ造り、旧・県庁舎の外回りの外壁は石貼りとなっています。
ボランティア・ガイドの方が声をかけて下さり、中を見学しました。
内部の広さ、天井の高さに再び感心。
戦前に建てられた建物の中で、現代にも通じる広さと高さを兼ね備えた建物はないのではないでしょうか。
広さと高さを大胆に取る設計のセンス、それを採用したセンスに大いに感心させられたのでした。
ガイドの方のお話に聞き入って、内部の写真撮影をすっかり忘れてしまったのですが、
天井の漆喰やインテリア、ベニバナで染めた着物などは必見。
映画「るろうに剣心」のロケ地にもなった文翔館。映画の中でもチェックしてみたいところです。
(ガイドの方のお話は実に興味深く、声をかけて下さってうれしかったです。ありがとうございました。)
お隣は「旧・県会議事堂」。コンサート会場や結婚式場として貸出を行っているそうです。
訪問した時はちょうどお昼時。制服を着たOLさん達がお弁当を広げて召し上がってらっしゃいました。
その様子がとても微笑ましく、文翔館が史跡となっているだけではなく、
市民の生活に寄り添う大事な交流の場になっていると感じました。
<文翔館周辺の街の風景>
OLさん達が楽しそうにお弁当を召し上がってらっしゃるので、私もお腹が空きまして、
ランチを求めて周辺をさまよいました。(笑)
山形市役所。市役所前にご当地ポストがあるという情報を得ていたのですが、見つからず。
最近、市役所や県庁をコースに入れることが増えてきました。
「山形屋台村ほっとなる横丁」。こちらは中~上級者向けのような気がします。
旅籠町の風景。
なんか気になるお店が多いです。
いよいよ旅も終盤に入りました。
散策マップ
今回はウォーキングしたところをすべてコースにするのではなく、分かりやすくするため、整理してコースを作成しました。
(なんせコース以外のところを行ったり来たりしながら15km/日くらい歩いているので、イマイチ実用的ではないと思います。)
時間や体力に余裕があれば、コースを外れて興味のある場所に立ち寄ってみると良いと思います。参考資料
- 城下町やまがた探検地図(紙版・ネット版)
- ウィキペディア「文翔館」
- 「文翔館」リーフレット
- るるぶ 山形 2017年度版
つづく