秋田県角館~秋田市散策レポート(2017年12月6日~7日実施) その2
ウォーキング開始!(1日目)
3.角館歴史村・青柳家
町が開かれてから390年余。道路の幅から曲がり角まで変わらず残っているという武家町。
道は広々としており、とても歩きやすいです。
雪のせいなのか、次の目的地・青柳家まではちょっと距離を感じました。
もしかすると1軒1軒の敷地も広いのかもしれません。
「角館歴史村・青柳家」は3000坪という広大な敷地に資料館や食事処などを備えた角館散策の定番スポットであります。
門はその家の位や威信を表すと言われていた藩政時代、重厚で格調高い造りの門は上級武士にしか許されないものでした。
青柳家の「薬医門」は藩への功績が認められ、特別に許可された門とのこと。
現在は角館のシンボルとなっています。
重要文化財の母家や武器蔵などじっくり見学。なかでも「解体新書記念館」は非常に興味深く拝見させていただきました。
写真右の石像は青柳家の親戚であった小田野直武。「解体新書」の挿絵を担当しました。
また、西洋の陰影法を取り入れ、後の洋画界に大きな影響を与えた「秋田蘭画」を確立した人物でもあります。
こちらは、必見であります!
「ハイカラ館」(写真左)にはカフェも併設。角館の祭典の山車も拝見することができます。
4.平福記念美術館
青柳家での見学を済ませると、次は「平福記念美術館」に向かいます。
武家屋敷通りを出、古城山が望める場所に美術館はあります。
国の天然記念物に指定されているシダレザクラ。雪をまとった姿も美しかったです。
こちらの美術館は、角館出身で近代日本画の巨匠と言われる平福穂庵(ひらふくすいあん)・百穂父子をはじめ、
秋田蘭画の小田野直武など郷土画人の作品を鑑賞することができます。
もとは旧制県立角館中学校があった場所。旧制中学校は平福百穂(ひゃくすい)の尽力によって建てられたのだそうです。
美術館は雪が降る中、まるでヨーロッパの宮殿を思わせる程に優雅な佇まいを見せていたのでありました。
雨や雪が降ると、やはり動きが多少鈍りますでしょうか。
時間の関係で訪問を断念した施設がいくつかあったのが、それが非常に残念でした。
散策マップ
参考資料
- まっぷる秋田 ’17-’18
- 「角館歴史村・青柳家」 リーフレット
- 角館ガイドマップ
- 「みちのくの小京都 秋田 角館」リーフレット
つづく