宮城県仙台市太白区秋保散策レポート(2017年10月17~18日実施) その4
ウォーキング開始!
9.磊々峡
「秋保・里センター」にて準備を整えると、いよいよ本格的な散策開始です。
温泉街のメインスポットは、やはり「磊々峡(らいらいきょう)」でありましょう。
奇岩、怪石が重なる様子から、文人・小宮豊隆により「磊々峡」と名付けられた、名取川渓谷を歩きます。
センターの裏手にある「もみじのこみち」からスタートします。
<もみじのこみち>
磊々峡の中でも、もみじがたくさんあることから「もみじのこみち」と名付けられた散策路。
最初からダイナミックな景色に感動です。
磊々峡にかかる「覗橋」の近くにある石碑群。
かつて覗橋は大切な祈りの場所でありました。橋の架け替えに伴い、移設されました。
<覗橋>
かつては「覗淵(のぞきぶち)」と呼ばれ、「名取の御湯」を訪れた旅人がつい覗かずにはいられない場所だったそうです。
私も恐る恐る覗いて、ハートを発見!
先頃、「恋人の聖地」に認定され、ロマンチックなデートスポットとなりました。
「花より団子」の私、「ハートの中の水は涸れないのだろうか」と野暮なことを考えるのでした。(汗)
<磊々峡の様子>
磊々峡には各所に見どころがあり、立札で案内されているので大変分かりやすいです。
滝などもあり、思わず立ち止まって景色に見入ることでしょう。
舗装はされておらず、所々狭いところもある散策路ですが、秋保に来たら、必ず訪れたい場所であります。
歩いてみて分かったのですが、「磊々峡」の散策路を出ると、
ゆっくり座って休む場所が「秋保・里センター」の方まで行かないとなので、
散策路の設置された休憩場所を上手く利用して体力を温存しておくことをおすすめします。
なお、散策路以外にもある「磊々峡」のビュースポットを紹介します。
<新秋保橋>
散策路を出た後、県道を右にちょっと歩いたところにある橋です。
「秋保の民話」によれば、駆け落ちしてきた大店の娘・お粂が恋人だと思って信じていた手代の新助に、
突き落とされて殺された場所だそうです。(悲)
淵の流れに見惚れていたお粂を新助は突き落として持参してきたお金を奪い取って逃げました。(怒)
別名「お粂が淵」とも言います。
お粂さんが見惚れるのもよく分かります。きれいな景色です。
<散策路の途中にあるホテル瑞鳳の赤い橋>
散策路の途中で赤い橋を見かけたら、行ってみることをおすすめします。
(私が作ったウォーキングコースでは通ることになっています。)
実に良い眺めだと思います。
散策マップ
見たい部分を拡大してご覧ください。
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メインのコースはピンク色の線で表してみました。
時間や体力に時間があれば、青色の線で表したコースを歩いてみるのも良いかと思います。
尚、秋保工芸の里へはバスも出ています。
詳しくは「秋保・里センター」でご確認ください。 -
お手洗いは「秋保・里センター」、「秋保工芸の里」にあります。
あとは、コンビニ等になります。
「磊々峡」に行く前に準備を万全にしておくことをおすすめします。 -
ウォーキングで秋保温泉街をまわる場合、「秋保大滝」へはバスで行くことになると思いますが、
バスの運行上、日程的に半日はかかると思います。
事前にきちんと計画を立ててお出かけ下さい。 -
秋保大滝は滝見台などがあり、観賞用に道や広場が設けられてはいますが、舗装はされていません。
よって、動きやすい服装、運動靴で行かれた方が良いでしょう。
参考資料
- いってみっぺ秋保「あきうの石 満載」、「てくてく磊々峡」
つづく