“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

21/08/15『愛別岳』

2021-08-15 | 2表大雪の山

全国(西日本~東日本)で豪雨被害が広がっているようです。

被害に遭遇された方には謹んでお見舞い申し上げます。


さて、本日

朱鞠内湖から南下して、表大雪の西の玄関“愛山渓温泉”に一泊して

登ったのは「愛別岳(2,112m)」です

 

表大雪に1つ飛び出て屹立する愛別岳

 

愛別岳には過去4回登っているはずですが、直近といってもそれはもう

8年前にAkkiさんと一緒に登って以来でした。

13/09/23『愛別岳』

 

昨晩の愛山渓温泉ヒュッテ(一人貸し切り)にて..

 

士別から上川にかけてのキャンプ場でテント泊と決め込んで

いましたが、キャンプ場はいまや何処も一杯でです。

辺鄙な場所には潜り込めそうだけど、その前に本日の登山口となる

愛山渓温泉ヒュッテに空きがあるか電話してみると、

意外にも「空いています」と言うので、士別の街で食料を調達

して到着してみると、

「本日は、お客様お一人です」だって

 

そうんなこともありますか

 

温泉のある登山口は標高が高いので寒く、ストーブを入れて貸し切り

乾杯の夜でした。

 

■5:05 登山口

 

登山道は補修が付きものです。

 

朝、辺りが明るくなると同時に(4:20)起きだして5時過ぎには

歩きだしました。

まだ8月なのでこの時刻ヘッドランプ無しで歩けます。

 

1kmほど進むと最短コースのイズミノ沢ルートが通行止めだって

 

左岸(右方向)の沼ノ平に向かう道に迂回

 

昨日のピッシリ山は初級の山ではなく、(距離と累積標高において)

明らかに中級以上なので、足腰に疲労が出ています。

 

そう、登りが辛いです。

なので迂回は疲れます

 

両脇が笹で覆われる湿原横の同コースは単調で長く感じますね。

 

 

逆光の合間から山域の稜線が望まれて少し元気がでます。(少しだけ)

 

迂回路はいったんまたイズミノ沢に下って登り返すので辛い

 

登り返してからが長い

 

振り向いたら沼ノ平よりは上に来ているかぁ~ヤレヤレ(先が長い)

 

ハイ松帯を過ぎてようやっと見通しが効いてきた

 

僅かに咲いて待っていてくれたコマクサ、可憐です。

 

一瞬にしてガスってきた..、チングルマ畑の秋の紅葉も近い

 

■7:55 永山岳

永山岳(のう・し・ろは、愛別岳です。

 

ガスが湧いては消え・・これから愛別岳に行くんです

 

そのためにはまず、

目指すはジャンクションピークの安足間岳(2,192m)です

 

■8:30 安足間岳

 

相変わらず消えては湧き・・

 

北の方角は雲海状態

 

東⇒黒岳方向は終日ガスっていました。

 

ガスっている風景こそ山だっ(とも言える)

 

いよいよクライマックス、疲れもMAX

 

斜度を伝えるのはなかなかむつかしいぃ

 

わかりませんよね

 

左を向くと..

 

険しさが伝わるでしょうか。

 

僅か往復1時間弱のコル歩き

 

 

■9:10 愛別岳頂上

 

北大雪の山はすべて雲海下です

 

■9:30 下山

 

登り返しだって斜度はあるけど伝わらない..

 

雲が無いのは西の方角上空だけ

 

残念ながら、

北鎮岳や旭岳方向は午前中ずぅ~っとガスっていて満足な写真は

ありません。

 

安足間岳より高いピークに山名はなし

 

下山は再びガスの中へ・・

 

来年もまた7月には満開のチングルマ

 

沼ノ平を見下ろしながら・・

 

■12:20 登山口

 

脚の疲労がきついのはインソールを入れ忘れたせいもありました。

たった一枚のインソールでも、それがないとクッション性が失われて

靴ズレが気になって疲れます

 

今日は、早朝から先行した若者に追いつけないなど、加齢を感じた

一日でした。

当たり前か、もう『船頭さん』の年齢に近づいているわけですから..

 

ともあれ、また来週も

山でお会いしましょう

 

 


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