今回の四方山話しは
“遠くの山が近く見える現象”です
先日の日曜日に登った「恵庭岳(1,320m)」の8合目から眺めた
札幌方向の景色に、遠く離れた暑寒連峰の山並みが
通常で考えられる距離感以上に近くリアルに望めたことについて
の考察です
視角は北方向[支笏湖:恵庭岳
増毛山地:暑寒別岳](以前、大雪山と記載しておりましたが増毛山地の誤りとのご指摘をいただきました
)
1年52週、ほぼ毎週のように山に登っていても、眺める山々の
遠望感覚といったものは様々です。
季節によって遠く見えたり近く見えたり
視界を遮るような黄砂やPM2.5が舞ったり..
いろいろな気象条件がある中で目にする山の景色は、四季折々
で皆同じではないことがそもそも登山の楽しみでもあります
さて、そのように数々と山の景色を眺めてきた中で、
今回目にした大雪山の景色は過去経験したことのない感覚といって
良いでしょう
札幌都心の上に浮かぶ暑寒連峰(合成写真ではありません)
秋から冬の空気が澄んで寒い朝に、遠くの山がかなり近く見える
ようなことはよくあります
しかし、札幌から73km、恵庭岳からは直線距離で103kmも
離れている暑寒連峰、増毛山地の姿がこれほどリアルに、それも近く大きく眺め
られる感覚は初めてです
これって何か蜃気楼のような現象か?と思っていたところに、
お馴染みの我が友★たぐぴ~♪さんから「上位蜃気楼では?」という
情報⇒ http://www.biwa.ne.jp/~t-ban/hidaka_map.htm#
をいただき、ほぼその上位蜃気楼なるものだろうと納得しかけた
ところ・・・
人に語るには、もう少し蜃気楼というものをよく理解しないと、
と思ってさらにこちらの情報を覗くと、
http://www5f.biglobe.ne.jp/~shinkirou/north/zyoui.html
なんと、蜃気楼というのは対象物の上下が逆さまに見えるものなんだ
ということが分かりました(昔授業で習っただろうけど忘れている)
やっぱり望遠だともっとリアル
(札幌までの距離凡そ30km)
せっかくガッテンしたつもりのところに、新たな疑問が湧いてきて
「遠くの山が近くに見える」で検索すると、下記のブログに行き当た
りました。
https://blog.goo.ne.jp/qq_otenki_s/e/e1b0a205b5f40b9360bd8905c3b90165
な~るほどぉ、
ここに書かれていることを当日の気象条件に当てはめてみると、
ほぼすべてが一致していることが分かりました
キーワードは
スネルの法則
空気中の水分
山が白く見える
当日は高曇りで、その雲はたっぷりと水分を含んでいて時間の
経過とともにいつ雨が降り出してもおかしくないぐらいの状況で
あったことが
その水分量が影響しての条件が当てはまって、
その条件下で周りのダーク色とは明らかに違う白く異彩を放つ
冠雪の大雪山が思いもよらず近くに望めた・ということなんだ
と理解できました。
登山好きの皆さん
ガッテンしていただけましたでしょうか?
因みに、最後の情報を得たブログを書いているお方は計算気象予報士
(山形、新潟エリア)と名乗っておられる先生です。
Toshiと同じgooブログだったので今回読者登録させていただきました。
また、先生のお許しをいただいてこの度、右のブックマークに登録
しましたので、皆さん気象に関わることでご参考下さい。
出来れば北海道でご活躍いただきた方です
トシクンは探究心旺盛ばいねぇ・・
オイラは段々気力の衰えてきて、
「??」て思うたこつば深く突き詰められんばい。
いかんねぇ・・
ちゅうわけで、次の宿題は「だるま朝日」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180511-00003432-weather-soci
1回はみてみたかばい。
情報ありがとうございます。
よしやるどの信念で挑みたいと思います。
気象のことならおいらに任せろ!っな~んて言えるようにガンバりもす!
このごろ私の感覚でしかないのですが
どうも札幌近郊もしくは市内から遠くの山が近く感じております。キーワード山が近いでこちらにお邪魔しました。唐突でいきなりの訪問おゆるしください。
年がら年中に山を歩いているといろんな風景に出逢えるものです。
古今東西、自然現象の1つ1つは知識がなければそれが神の仕業と思ってしまうほど
不思議なものもあって、それだから皆、山に魅かれていくのではないかと・・
この季節の景色を楽しみましょう!
山が呼んでくれたのでしょう〜
素晴らしい👏👏👏
こんな光景が望めてもやはり一緒に目の当たりにできた人が居ないとちょっと寂しいです。
あの時のあの景色・・は繰り返されることがそうないからさらに美しいと思うんだろうね。
山はやっぱりイイね。
掲載地図のとおり、「恵庭岳八合目」と「大雪山」を結ぶ直線上に札幌市街地はありませんよ。月寒のご自宅が右に見えるはずもありませんね。
ご覧になった山並みは増毛山地、最も高い山は暑寒別岳です。それでも102kmほどあるはずで、よく見える日だったことは間違いありませんけどね。
呼んで誤解されている方も(他のコメントを見る限り)多いようですので、記事は訂正されることをオススメします。
ご指摘有り難うございます。
古い書き込みでしたが、見直してみるとまさしく方向違いでありました。
スネルの法則の前に山座同定その通りであります。
書き直して訂正させていただきます。