8月、盛夏の登山は高峰へ...
ということで、標高が高いことで涼しい大雪山の主峰「旭岳(2,291m)」に登って来ました
ガスの合間から大雪山、お鉢周りの外輪山が見え隠れ
日本百名山に選ばれているところは、全国どこの山も登山客がいっぱいです
先日登った東北、岩手の山「早池峰山」「岩手山」も同様でした。
そして、北海道の中心に位置する旭岳は、文人、大町桂月が残した「富士山に登って山岳の高さを語れ、
大雪山に登って山岳の大きさを語れ」という言葉の通り、その広大さを眺めに
多くの人がこの夏も訪れていました
朝、5時を過ぎたばかりの時間、忠別ダムの湖畔から撮影した旭岳に登るご来光
5時20分には旭岳ロープウェイ有料駐車場の順番待ちは10台程度、
早く札幌を出てきた甲斐があって、運行開始6:00の便に十分間に合いました
ロープウェイが姿見駅に到着したときの南西方向(十勝岳連峰)に雲はまったくなし
姿見の池の横に建てられている「愛の鐘」は、Toshiが生まれた1962年12月の遭難事故の記念碑
風の無い予報通り、姿見の池には噴煙が逆さ鏡に(後方中央は安足間岳)
富良野方向には名物の朝霧雲海が広がっています
7:30~、十勝岳連峰にはやや雲がかかりだしてきた
この時間、旭岳頂上への稜線にはまだ雲はなし・・
ところがどっこい、振り向くとガスが覆い始めている・・
7:50~、わずか20分で頂上付近にもガスが掛かり始めました
途中、今日一日気になった蝉の一生。木の生えない頂上にも地上での仕事を終えた骸が沢山
なんとか、金庫岩あたりでこの視界が保たれています
「にんにくいちばん」と覚えて下さい。標高2,291mは北海道では最高峰の頂にとうちゃこです
最高峰から眺め降ろす雲が猛々しい
天気予報通りの展開だけど、まずまずの頂上からの眺望
大雪山は広いので、あれだけ居た登山客もこの辺りまで来ると薄まります
間宮岳、写真の真ん中に入ると早死にすると思い込んでいるOKazuさんは、こういった場合標柱に隠れます
中岳、そしてその後ろの北鎮岳もガスの中
その後、秋の紅葉シーズンには黒岳と二分して登山客が押し寄せる「赤岳」も姿を現しました
春から初夏にかけて賑やかなお花畑も、今は地味ぃ~な季節の中
中岳分岐→ここから中岳温泉経由で戻ります
北西の方角には青空が広がっていて、
裾合平のあたりの緑濃い景色が目にやさすぃ~
温泉に数人が足を休めています
温泉好きのMotoさんも、ここの温泉は初めてだそうで、
足湯に浸かっていたくご満悦です
Toshiは、熱いお湯は苦手なので、足湯の後は川の冷水風呂で
しばらく来ない間に、りっぱに湯の華が咲いて温泉らしくなりました
温泉で足湯と昼食後は、一路姿見までの裾歩き・・
ここが結構長いうえに気温が上昇してきますが、
景色は相変わらず涼しげで、池塘にワタスゲが揺れています(逆さハートの池塘)
少し続いた登りが終焉すると、もうそこには夫婦沼と遊歩道
13:00、姿見駅
最後に、花の比較的少ない8月に出迎えてくれた花をアップしてお別れです
花の名前はMotoさんが調べてくれましたが、同定は花好きの方にお任せするのがよいでしょう
ロープウェイで下山後、Motoさんが「旭岳頂上で撮った記念写真を乗口の係の人に見せて、記念品を貰いましょう」
とおっしゃるので、チケットを購入した朝の会話を思い出してその集合写真を見せたらば、
頂けました、記念の登頂認定書
スタンプが薄くてよく見えんなぁ~
欲しかったのは、この認定書の裏に描かれた手書きの鳥観図(うまく描かれているもんだぁ~)
また来週
はい、大雪山にはもう秋の気配を感じます。
微かに紅葉が始まっていることと、トンボが風に揺られています。
もう一月も経つと、日本の秋がここから始まってあっという間にまた冬ですよ!
って聞いても、そう涼しくはないですかね?(笑)