10月中旬の週末は、東大雪の秀峰でToshiにとって未踏峰だった山
「ウペペサンケ山(1,848m)」に登ってきました
10:30 ウペペサンケ山本峰から来し方の“糠平湖・糠平富士”を背に
あいも変わらず、
晴れるとなると早起きは苦にならない私くし、
この日も未明の2:30に自宅を出発し、6時過ぎには糠平温泉郷に
入りました(夕張IC⇒トマムIC高速利用)
ウペペサンケ山は、東大雪山域が晴れ予報の週末にいつか登って
やろうと考えていながら、一昨年8月の台風被害で林道が崩壊
してからというもの、状況の回復の具合がよく分からず、
未踏のままにしておりました
土日の晴天予報を待っていてはこのまま登れないと、土曜日
一日だけの晴れ予報を頼りにここまで走ってきた甲斐あって、
鹿追~士幌に抜ける直線道路から眺める然別湖周りの山々は
びかびかに輝いていました(朝焼けが綺麗だった)
■6:20 糠平浄水場 駐車スペース
駐車スペースにはすでに先行車両1台があって、薄暗い時刻から
登り始めている模様。
浄水場横の糠平川の水は澄んで美しい
8.5kmある糠平川林道は入口から2kmを越えたあたりから
崩落個所、土砂崩れが多くあって通行止めが続いています。
13:50 あっちこっち未修復の東大雪山域の林道
しかしまあ崩落個所や倒木以外のところは、時期的に落葉が
林道に敷きつめられ、見た目は実に美しい
当然ながら..
林道は車両が走るために開削されているため斜度はないけど
紆余曲折して無駄に長いっ
■7:20 登山口
ぶつぶつ言いながら登山口到着、ここからが登山です
ふむふむ、ところどころ倒木があって跨いだりくぐったり、
巻いて歩く個所もしばしばあれど・・
思ったよりも登山道はまともで、
少し伸び放題の笹も、ネマガリダケのようにひつこくない
のでそう苦にもならず..、
■8:30 1399P (次に目指す1610Pを仰ぎ見て)
長い林道歩きを除けば、そう距離を感じて歩くことなく稜線上に抜け
られるのはgood
並んでいるけど奥行が違いますクマネシリ山塊(ピリベツ岳⇒西クマネシリ⇒クマネシリ岳⇒南クマネシリ岳)
と、ここから先、笹漕ぎで登山靴が濡れるのが嫌でカッパ
の下を履いたのが余計でした
本名は屏風山(1,291m)という名前があるけど、敢えて「ゼロの山」~「4の山」(糠平湖周りの山)
先が見えない笹をかき分けての急登でカッパは腿が上がらずに
辛い
結局のところ、、
よほど乾燥しているせいか朝露はすっかりと乾いていて、
そのカッパにはほとんど水濡れなし
1610Pまで標高差250mの登り返しに笹漕ぎのアルバイト、
コツコツやればお金が貯まります
■9:00 1610P
はいっ、
ここまでやってきてウペペサンケ山の全容が明らかになり
ました
見事な稜線です
ここからの稜線歩きは、最近流行りのループ画像でよかろうかい
ループ画像はさくさくと手抜きができて実は楽チンです
■9:50 糠平富士(1,834m)
ふぅ~っ
気温は5度前後だというのにまったく寒く感じない。
寒いどころか輻射熱で汗ばむくらいです。
ウペペサンケ山はお隣のニペソツ山と同じように深田久弥が
未踏峰だったが故に100名山を逃したといっても過言では
ないほど、頂上からの眺望は素晴らしい
糠平湖を見下ろす山として君臨しているような糠平富士
※糠平湖は人造湖(音更ダム堰き止めによる)です。
南に糠平湖と然別湖があって、北には十勝連峰から表大雪の
山々、そして石狩連峰から北大雪までの峰々がすべて
パノラミック眺められるって・・
糠平富士~本峰までの1.5kmの景色
糠平富士から本峰までの景色でお分かりのように、北に向かって
右半分(北東方向)がうっすらと雪(霜)が覆って融けていません。
一方、左半分(南西方向)は日が当たって湯気でも出ていそうな
くらい暖かく、吹く風の香も違って感じるから不思議です
■10:25 本峰(1,848m) ~ニペソツ山(2,013m)を望む~
本峰からニペソツ山、石狩連峰はすぐ先に望まれ、
その先に広がる表大雪の雪化粧とのコントラストは息をのむ
ほどであります
雲が多い十勝連峰と表大雪より本日はここがbetter
ニペソツ山はアップでね
本峰での昼食
お伝えのように頂上は風もそうなく暖かなので、
食事中はフリース1枚羽織るていど・・
途中で抜いてきたこの日唯一の登山客さん3名が本峰に向かって
くるのを確認してToshiは一足先に下山させて貰いもした
絶景一杯
お腹いっぱい
ここらでよかろうかい
■10:55 下山
本峰から糠平富士~1399Pまでの帰路一気
おっと、忘れてはいけない輝く然別湖と外輪山
~
■11:20 糠平富士(再)
~
“最終水場”の水は木の根から流れ出ている不思議な水場(旨い)
~
■13:00 登山口
~
■13:55 糠平浄水道 駐車スペース
念願のウペペサンケ山に登れて大満足でした。
お婆ちゃん、元気にやってます幌加温泉「鹿の家」
この報告を書いている今日日曜日は、幌加温泉「鹿の家」で
朝を迎えました。
・カルシューム泉(高温)
・鉄泉(低温)
・ナトリウム泉(中温)
一日曇り予報ながら、運よく空が青かったらニペソツに登ろう
との企てでしたが、空はまっしろ・・
比較的に空が明るいガス状態なので、そのガスが抜ける期待を
しながらも、向かう山をピリベツ岳、西クマネシリ岳に
変更して車を走らせたら..、
こちらも閉鎖中の音更川三の沢シンノスケちゃん林道
ここも林道閉鎖で気持ち一気に萎えましたぁ~~
タウシュベツ橋梁跡見学と糠平湖展望台報告は省きます。
ここらでもうよかろうでしょう
また来週
楽しくしっかり漕いどらすばいねぇ〜
念も通じて「晴れ」てよかったばい。
それにしても、山は見る角度で
表情がころころ変わるんばいねぇ・・
なだらかで柔らかばいねぇ・・て
思うとったら、突然ぐわわぁ〜て険しゅうなる。
百面相しよらすごたる。
思いもよらん難所に当たって心折れんとやろうか、
て思うばい。
まぁ、トシクンくらいベテラン登山家になったら、
あれもこれも「想定内」やろうけん、逆に
そいが楽しかとやろうばってんね♪
今回も綺麗な風景ばありがとさん♪
ますます色気付く山の姿ば届けてはいよ〜!
まあ、時の流れについていけない高齢者直前の弁だがなあ。
天候に恵まれ、写真が素晴らしい。
さすが晴れ男!
それにしても閉鎖された林道を往復9km近く、よく歩いたもんだ。
まだまだ衰えることを知らないなあ。
たいしたもんだ。
それにしても素晴らしい景色ですね。
自分は行けそうにないので、写真を見て行った気になりました。
ザックが同じだったので余計そう感じました。
二ぺソツは残念でした。
そろそろ夏山も終わりですね。
九州にも秋の便りが少し届いているようでありますね。
北海道の人間からすると、あれだけ暑くて暑くて、長くて長くて
いつ終わるとも知れない夏の日をよくもまあ普通に過ごせるものだと
感心したりしますが、そこは生まれた土地ですから皆さん文句も
言わず節水もしながら乗り切っていらっしゃいます。
Toshiの場合は好きでやっていることですから、少々のことは
たぐぴー♪さん仰せの通り、それが楽しいと思えることの方が多い
です。
「想定内」のことばかりではなく、ヒヤリハットもそれなりに
ありますが何とかこれからも安全第一に楽しく登って行きます。
林道歩きは長いですが、それを入れても全長25kmの往復行程ですから、
“ミニ山の会”仕様ではさほどの長さでもないかな・・と、
さてその25kmですが、仮に林道が登山道になってしまったとしても
その道はなんとしても維持管理をお願いしたいウペペサンケ山です。
糠平富士から本峰までの往復3kmも省いて全長21kmをスタンダード
とするなら立派に日帰り装備の山として登れる人は多く居ると思います。
そのためには崩落場所はそのままで良いので、まずは倒木を片付けて、
笹刈りを行えば大丈夫と思います。
さあ誰かやってくれませんかね。
ご無沙汰しておりました。
元気で山歩きされているのですね。素晴らしいです!
あの林道の崩落がなければ、毎年沢山の人が行き来して楽しめる
山なのに残念だなと思いながら、「だから貸し切り状態で登れるんだ」
という生意気な気持ちになったりもします。
人間、勝手ですね。
ともあれ、Amigoさんのところで書いたように、もう少し登山道が
整備されたらまた十分に登れる山と思いますので、その時は是非!
もうすぐ冬山ですね。
のは本当に綺麗です。
また秋を迎えた今の季節の景観は、いかにも北海道らしく素晴ら
しいです。
シーニックバイウェイ♪
あなたが選ぶ「北海道らしい風景は?」な~んていうのがあったら、
Toshiは必ずこのルートの景観に一票を入れますね。
東大雪山域は十勝連峰や表大雪とも日高山脈とも違う。
独自の趣を持った山群なので、必ずやいくつかの林道は復活するで
しょう。
ということで一緒に登れるはずです!