今週末は岩内に一泊の予定がありニセコ連峰に来ました
ニセコの山々には失礼ながら、思いっきり晴れ予報の日にわざわざ
ニセコにはやってこないので、意外にも今回ほど天気の良い同連峰の
景色は数えるほどではないでしょうか
本日の縦走先「イワオヌプリ(1,112m)」~「ニトヌプリ(1,080m)」
そして「チセヌプリ(1,134m)」です。
イワオヌプリ(硫黄山)頂上
週末は気温が上がる予報ながら、今朝の気温は定山渓で15℃、中山峠では
14℃と涼しく、五色温泉登山口についてもそのヒンヤリ感はかわりません。
本当に北海道の6月らしい空気感に包まれた絶好の登山日和です
■6:50 五色温泉登山口
登り始め、早朝でまだ登山客がそう多くないので、あたりの散策を
してみました。
北海道の山には珍しく、ニセコ連峰の中心部はこのイワオヌプリ(硫黄山)の
白い砂が“石庭”の趣に似てしっかりと遊歩道が整備され、コロナ前は
温泉とセットでこの景観を楽しみにやってくる観光客が多かったけれど、
今は往時の半分程度でしょう。
神社の参道を思わせる木道がイワオヌプリへの最初の急登
振り向くと中央にある「昆布岳」は縦走路の途中どこからも眺められる..
別名「硫黄山」というぐらいなので、辺りには硫黄の匂いが・・
ヌプリとはアイヌ語で「山」を意味する地形をいい、ニセコ以外にも
カムイヌプリやヌプカウシヌプリなど、ヌプリの付く山名がけっこう
ありますが、このニセコには南端のアンヌプリから北にチセヌプリまで
4つのヌプリが連続する縦走路を楽しめます。
カルデラっぽいイワオヌプリの頂上外輪を一周するとそこは活火山の様相
時計回りに左から巻いて登ると連峰の最高峰「アンヌプリ(1,307m)」が後ろに・・
パノラマで
北方、ワイスの後ろには積丹半島神恵内の湾が望めます。
今まで知らなかったけど。
ここはイワオヌプリの真の頂上ではないらしい
けど、
ここから眼前のアンヌプリが良いので皆ここで記念撮影さっ
ここまで登ってきて、来し方中央に昆布岳と五色温泉郷
■8:10 イワオヌプリ東峰
そう、
ここ東峰(1,112m)がピークだけど眺めはそれほどでもない・・
今日進む先は向こう
時計回りの下りも砂礫帯を行く・・
さあ、次の目標ニトヌプリに向かいますが、
ニセコ連峰の縦走路は笹が広く刈られていて、その道筋が明らかです。
グチャグチャしたところが少ないのでスパッツ要らず・デス
1時間を要せずに、
■8:55 ニトヌプリ (後ろにイワオヌプリ)
ニトヌプリのさらに北西、チセヌプリまでの距離感
そうそう、ニトヌプリも真の頂上はこの標柱ではなく、
南に280mに双耳峰の南峰があることを今回知りました。
そしてここからチセヌプリが唯一、ニセコ連峰の縦走路として歩いたこと
のないチセヌプリまでの道程です。
木々の間からパノラマライン(道道66号線)を挟んでチセが望める。
この時期もまだ山菜(タケノコ)採り客がラジオの音量MAXでチセ南登山口に..
今日も歩数計は2万歩を超えたけれど、
距離はそう長くなくとも、上り下りの累積標高は1,400mを超え、
陽の高くなる昼に近づくにつれ、けっこう汗が噴き出ました
でも、
尾根筋が変わると“爽やか”な西からの風が気持ちよかった~
■10:00 チセヌプリ
■10:15 下山
チセヌプリの南西斜面は、バックカントリーで何度か滑り降りているけれど、
これがけっこうな急斜面で、冬は西から南面に入りすぎると雪崩の心配を
しなければいかんね。
■11:05 ニトヌプリ(再-ここでも中央に昆布岳)
最後に..、
石庭風の登山道見納め・・
■11:55 登山口
予定通り、12時前後に下山して岩内に向かえます。
五色温泉にも入りたいけれど、やっぱりサンサンの湯にしよう。
あがった直後に飲むビールが最高だからね
それにしても早く生ビールをジョッキで頂きたいですなぁ~
あっりカンパ~イ
登山道で石に掘られた「福」の字を発見 ん、福じゃないかな?
それでは、
また来週
なんとも気持ちんよか風景の連続やね。
写真ば見とるだけで引き込まるっばい。
トシクンのウキウキ感がよぉ伝わってくるばってん、
実際はその何倍も楽しかっちゃろうねぇ・・
こげな風景に抱かれとったら、そらもう30年は
長生きするばい!
ちゅうことで、今回もキラキラの山行報告ありがとさん♪
次回もよろしゅう頼んどきまぁ〜〜す!
お陰様で、北海道はまだ涼しい6月です。
湿度もそう高くなく、ひんやりとした尾根から吹き上げる風に疲れも
吹き飛びます。
ニセコはいまや世界的リゾート地に変貌を遂げていっていますから、
コロナの終息が見えたころ、地元の登山客やスキー客はもう足を踏み込む
ことができない土地になるかもしれません。
いや、おそらく新幹線の延伸とともに間違いなくそうなりますね。
今だけこの素晴らしい景色を目に焼き付けておきたいと思います。
本当によい連峰です。