人からどう思われようと、私は自分の信じた道を貫き通すのみ!
さて、ケイシーのリーディングの特徴をひと言で述べますと “個別性” でしょうか。
病気治療(肉体、精神)にせよ、霊的なアドバイスにせよ、占星学にせよ、株の売買にせよ、瞑想の仕方にせよ、質問者個人に対して詳しくアドバイスしているのが読み取れます。 ですから、ある病気に対してのリーディングを訳して、それをそのまま誰にでも適用できるとは限らないケースがあるのです。 特に、ガンとかの難病には細心の注意を要します。
この事は次のサウンド・ヒーリング(音楽療法)に如実に現れています。
【エドガー・ケイシー 驚異の波動健康法】〔サウンド・ヒーリング〕
(Q9):「音楽や高い波動の電気的エネルギーをヒーリングに使うには、どうしたらいいでしょうか?」
(A9):「人間一人一人は、独自の波動を持っていきているのである。 そして、どのような病も不調も、人間の身、心、霊の中に、逆の不調和な波動を生み出してしまう。 このため、特定の波動を使えば、人体の中に反応を呼び覚ますことができる。 人によって反作用が必要とされる時もあれば、変化が必要とされる時もある。 そこで、体のもつリズムに合った波動を、その人その人に応じて、あなたの意識の中で開発してゆくことが、まずとりかかるべき良い方法である。
いかにも、ムード(雰囲気)によって波動が変えられることが多いのだが、その人が研究し、実践し、応用してゆくにつれて、一人一人の体がどんな波動を固有に持っているのかが確かめられてくる。 そのため、体のヒーリングや圧迫を取るのに、このような方法を使って相手を助けることが必要である。 あなたの友人にはそれが必要とされている。 この療法を試すのに格好の人だ。
(Q10):「どんな方法を体に適用したらいいでしょうか?」
(A10):「述べたところであって、その人の心身が何に反応するかを発見することである。 単にその人が好きなもの、嫌いなものではなく、その人の意識の内部で響く和音が何なのかを見究めるのだ。」
(Q11):「ヒーリングに使えるような特別な和音はありますでしょうか?」
(A11):「“ル” と “オ” と “ム” が、体の中心力に振動する音の組み合わせである。 それらの音を一部に組み込んだどんな結合も、その人の体にとって必要なことが分るだろう。 だが、ある人にとってはヒーリングとなることが、別の人にとってヒーリングになるとは限らない。」
(Q12):「もっと沢山の情報がこのソースから得られますでしょうか?」
(A13):「もっと多くの情報を求めるのであれば、いくらかでも実行に移すがよい。 実行しなければ何も得られないであろう」
~~~~~~~(抜粋ここまで)~~~~~~~~~~~~~~~
そしてケイシーは、とある情報ばかり求めようとする質問者にこう警告しています。
「度々述べてきたことだが、神を畏れることは知恵の始まりである。 そのように、あなた方自身との、あなた方の隣人との対応の中で知識の誤用を恐れることが知恵である」
と。
ある程度の、誰にでも共通するような最大公約数的な知識をベースに、個別性の治癒を見つけるには果たしてどうやればよいのか?
自分自身の進化の道標(道導)は、結局、最後の最後は自分自身で見つけるしかないのでしょう。
失礼します。