イカつい、無骨な顔のワリには、キレイ好きで、整理整頓好きだった大嶋の親分。
今思い返すと、お客さんのクレーム対応も迅速だったのが記憶に印象的でした。 私が居た店だけだったのかどうかはわかりませんが、常連のお客さんが帰った後店に電話があって、今日来た際の感想とかがよくかかってきていたようです。
例えば、
「今日の料理は良かったんだけど、最後に帰ろうとして机の塗装が少し剥げていたのがとても残念だったわ。 次から気をつけて。」
「ヒロ。 今日ヒゲの剃り残しが目立ったわ。」
「今日のお寿司のTo go、ワサビがちょっと強かったわ。」
「今日の何時何分の音楽がとても良かったけど、○時○分のが良くなかったわ。 次から気をつけて。」
「ヒロ。 今日のあのウェートレスの対応なんなの? よく言っといて!」
とかゆー感じで、あとから電話でクレームや感想を伝えてきていたようです。
私も寿司屋で働くまでは、自分にも人にも大雑把なアメリカ人という印象があったのですが、ここで働いていて考え方の軌道修正をさせられました。
“自分には大雑把なクセに、人には細かい点までけっこー厳しいアメリカ人!” というのが2年間の寿司屋で働いてのアメリカ人に対する感想です。
他にも、ウェートレスに対するクレームやもちろん私たち寿司シェフの対応にも事細かに電話して来ていたようでした。
で、今回の話の本題は何かと言いますと、大嶋の親分のクレームに対する対応が非常に迅速だったということでしょうか。 直せるのは速攻で直していましたし、なかなか治らない人間のクセに対しては、目に付いたら注意されていました。
結構アバウトな性格の私から見たら、たった一人のお客のクレームでそこまで大きく変えなくてもいいんじゃないの?という事が結構ありました。
今思い返しても、この対応が良かったのかどうかは解りませんが、その対応の細かさと速さは今でも印象に残っています。
人間様々な考えがあるし、長期的視点からしたらソレが必ずしも正しいのかは判りませんが、皆様なら果たしてどう動かれますか?
私は今んトコ、この性格スタイルを変えるつもりはありません。 とりあえずはこのまま突進みます。
今日は疲れたので、そろそろ寝ます。
オヤスミなさいZz…