ファスナーやスナップボタンの無いポーチを作りたくていろいろと考えてた時のこと。
以前友達が、紐をぐるぐる巻いて留める、着物のはぎれみたいな布地のお財布を使ってて、
すごくかわいいなあ、と眺めたのを思い出した。
しらべてみると「道中財布」という名前らしいと言うことが判明。
構造を説明してくれているブログなどもありました。
通常は長財布くらいの横長フォルムで、
浅いポケットにお札、
深いポケットにコイン、という感じで使うみたい。
この時点で、
これはぜひとも作ってみたい!欲求がむくむく。
二つ折りにしてぐるぐる留めるので、コインが落ちてしまうことはないけど、
しっかり横長フォルムにするならある程度布地の硬さが無いとしっかり留めることはできないだろうなあ。
だけど、
接着芯でガチガチに作るのはあんまり好みではなく、
できたら11号帆布くらいで芯無しで作ってみたい。
ということで、
ポーチサイズのものを試作。
紐でぐるぐるはやっぱりかわいいなあ。
どちらもタテは9cm。
幅は茶色の帆布が15cm。カーキのキャンバス地が13cm。
しかしながら。
紐でぐるぐる、というのは実際の使い勝手的にはどうなのか?
やっぱり検証してみようと思って使い始めてみました。
小さい方は、ティッシュやらお薬類なんかをいれておくミニポーチとして。
大きい方は財布として。
今まで使っていた長財布になるポーチがあまりにも使いやすかったので
それと比較するとお金の出し入れがもたつく感は否めず…。
だけど、思ったよりもスムーズな気もします。
ぱかっと開くとこんな感じで
深いポケットの外側に浅いポケットがある、という、
ポケットが2重になっているだけのシンプル構造。
浅い方にカードとふたつ折りでお札を、
深い方にはコインを入れてみてますが、
コインの取り出しがまだ慣れずにもたつくので
どんどんコインがたまってしまう(笑)。
こうなると、
今まで使っていた長財布の使い勝手のすばらしさがむしろすごいのよ。
これね。
ファスナー発明した人すごいよねえ。
紐でぐるぐるしてるうちに妙に愛着がわいてきているので
まだあきらめずに使い続けてみます!