オガワ雑貨店

オガワ雑貨店へようこそ!ごゆっくりどうぞ。

バイアストートの作り方☆その1 サイズを決めて布を切ります!

2022-09-20 | recipe@手で創るもの

さてさて、前回の記事で裁断の寸法をあれこれ書きましたが、
実際に、ちょっとそこまでお買い物的なサイズのバイアストートを作ってみますよー☆



まずはどの程度のサイズにするのか?を決めます。


今回は、小さめ手提げタイプにしたいので、
A5ノートがちょうど入る程度でいいかなあ、という感じ。

ハンドルは3cm幅で30cm程度かなあ。


バイアストートパターン図

まずは本体部分。

底は真四角になるのでその1辺の長さ①と、底部分の対角線の長さ③を考えてみます。
同時に、底の1辺の長さはバッグの高さ②にもなります。



↓このバッグで言うと、①と②が25cm、③が35cmね。
バイアストートサイズ


A5のノートがすっぽり入るとなると②は18cmくらいは欲しいかなあ…
となると自動的に①も18cmになる。

18×18×2=648
√648=約25.5

ということで、③は25.5cmに。


25.5cmってちょっと大きいかなあ?という気もしますが
A5サイズはすんなり入るし、まあいいかな?と思って
実際に裁断する布のサイズを出してみることに。


Aは25.5cmの半分なのですが、細かいミリ単位になるとちょっとめんどくさいので
ここで調整。


Aを12.5cmにして再度計算してみると、
①と②は約17.7cmに、③は25cmになりました。


大差ないのでこれでOKにして、縫い代分をプラス。


横幅…12.5に縫い代分2をプラスして14.5cm
縦の長さ…12.5×3に縫い代分2をプラスして39.5cm

の長方形を4枚裁断します。


が!ここで問題発生!

用意してた布地の幅が足りないことが判明!!!



なんてこったい!ということで、またまた再計算。

布の寸法を測ってみると54cmしかなかったので
縫い代を考えて、最大限のサイズでAは11cm…。

先に布を測るべきであった…。



そんなこんなで結局、
①、②が約15.5cm、③が22cmになり、

縫い代込みの実際の裁断サイズは

ヨコ:11プラス2cm⇒13cm
タテ11×3+2⇒35cm

の長方形を4枚、になりました。


ちなみに、ハンドルは基本的には
ヨコ:ハンドル幅×2 プラス 縫い代分
タテ:ハンドルの長さ プラス 縫い代分2cm×2(両端分)

で裁断しますが、
今回はハンドルも表側と内側で布を変えることにしたのでちょっとイレギュラー。

ハンドル幅+縫い代2cm × ハンドル長さ30cm+4cm
を表地2枚、内布2枚カット。

CIMG3297.jpg


次回へ続く!

縫いますよー!


バイアストートのパターンの作り方☆

2022-09-19 | recipe@手で創るもの

バイアストートは普通のトートバッグと形が違うので、
作っていて愉しさのあるバッグ。


CIMG3290.jpg


4枚の長方形の布を組み合わせて作ります。


構造上、縫い代を片倒しにできず割るしかないので、内布をつけることをお勧めします。
その上で、わたしはさらに仕切りポケットを付けるのを圧倒的にお勧めしますが、そこは無くても大丈夫。



バイアストートパターン図
※図はクリックで拡大します。


1枚の長方形の基本の寸法はヨコ幅Aに対してタテはA×3。

ヨコ幅Aを1辺とした正方形が3つ重なっているわけです。


その正方形の対角線の長さ①がバッグの底部分にあたる正方形の1辺の長さになります。
同時に、同じ寸法である②がバッグの高さであり仕切りポケットの高さに。

そして、
対角線の長さ底部分の対角線にあたるAの2倍の長さ③がバッグの一番広い部分のヨコ幅であり、
仕切りポケットのヨコ幅に。


伝わるかなあ??


例えばこのバッグだと…

バイアストートサイズ

バッグの底、一番広い部分の寸法は35cm。

この半分の17.5cmが4枚の長方形の横幅Aになります。
なので、長方形の縦の長さは17.5×3で52.5cm。

高さ②と底部分正方形の1辺の長さ①は

17.5×17.5×2=612.5
√612.5=約24.75

となり、約25cmになります。


ハンドルは、
ショルダートートとして使いたいなら40cm以上はあった方がいいんじゃないかな。

開け口がV字になるので短めでも持ちやすいです。



縫い代は、
・本体部分は表布内布ともにすべて1cm。
・ハンドルは布地の強度によってお好みで1cm~ハンドル幅分。
・仕切りポケットの上端三つ折り始末部分もお好みで三つ折り幅+1cm程度。
・仕切りポケットのヨコ部分も始末次第で1.5cm程度。
てな感じでつけましょう。



工程は、いまんとこ一番やりやすいかなあ、と思っているのが以下の手順。

① ハンドルと仕切りポケット(底部分を除く)を縫っておく

② 表布本体部分を2枚ずつ、底からサイドまではぎ合せる

③ ②を底の中心部分がずれないよう同様にはぎ合せる(縫い代は割っておきます)

④ 内布本体部分を2枚ずつ同様にはぎ合せる(表布と対象になるようにします)

⑤ ④の底部分に仕切りポケットを挟み込んで同様にはぎ合せる(ポケットのみ縫い代片倒し。他は割っておきます)

⑥ 表布と内布を中表にセットして開け口部分を縫う
※②~⑤の手順で縫った部分の縫い代をよけて縫うので、開け口をぐるっといっぺんに縫うのではなく、4つの角をそれぞれ縫う。
1か所返し口を開けておきます。

⑦表布と内布の、底部分の縫い代を縫いとめる

⑧表に返し整えたら開け口をステッチ

⑨ハンドルをつけたら完成!

CIMG3277.jpg



次回写真付きで工程説明する予定ですが、
とりあえず今日はここまで!


真っ青なざっくりラミーで作ったバイアストート

2022-09-18 | オガワ雑貨店

バイアストート三連打!笑

CIMG3290.jpg


今回は発色のすごくきれいなブルーの麻(ラミー)の布で作りました。
ざくっとした粗めの織りで、すごく雰囲気のある布です。


CIMG3291.jpg


真っ青の布地に黄色のステッチで表情をプラス。


正直に言うと、
裁断した布地を見ている時にも、バッグが完成した時にも
うん、かわいいよね、とは思ったんだけど、そこまでテンション上がる感じにはならなかったこのバッグ。


が、実際に肩にかけて鏡見た瞬間、
え?かわいいじゃん!
と評価が一転しました。笑


マジで。
バッグだけ見てる時よりも、実際に持ってみた時の方が色の鮮やかさが際立ってかわいいのです!


シンプルな服でバッグだけ鮮やかに真っ青!!ってかわいいよねえ。

例えばこんな、普通すぎるパーカーとか。

CIMG3294.jpg


内側は生成りのコットンリネン。
内側が明るい色だとバッグの中身がホント見やすくてよいのです。

真ん中にはいつもの仕切りポケットもあり。

CIMG3296.jpg

相変わらず全然自立しないバッグですが、
V字になっている開け口のおかげで、持った時には結構中身が見やすいのだ。


参考までに。いろいろものを入れた時にはこんな感じ。

CIMG2349.jpg

サイズなど詳細はマルシェルにて!


バイアストート×レザーハンドル できました!

2022-09-13 | オガワ雑貨店

くたん、としたシルエットがとても気に入ってるバイアストート。

まったく自立しないバッグなのである意味不便なところもあるのですが、
くったりしたシルエットのかわいさには変えられないので
布に張りを持たせるための芯地などは全然使わずに仕上げてます。


今回は、
ざくっとした表情の生成りのコットンリネンと
発色のきれいなブラウンのソフトリネンで作ってみました。

CIMG3276.jpg

CIMG3281.jpg


持ち手はハトメにレザーコードを通したレザーハンドル仕様。


CIMG3274.jpg

レザーハンドルのかっこよさと
洗濯を重ねて味わい深く育てる麻のバッグならではの愉しみを両立させるべく
取り外し可能なハンドルにしたかったのだ。


生成りの方は通常サイズ。
ブラウンの方はやや小さ目。

サイズの参考に、服と合わせてみるとこんな感じ。


CIMG3277.jpg

CIMG3280.jpg


ブラウンの方は、持ち手の付け方を変えてショルダーではなく手持ちスタイルにしてもかわいい。
巾着のようなシルエットでしじみバッグみたいになります。

CIMG3284.jpg

CIMG3282.jpg


すごく持ち手が短く見えるんだけど、
開け口がV字になっているので、全然きゅうくつ感は無く、肘にかけても持つことができます。


ちなみに、
生成りの方の持ち手の長さは約40cm。

こっちも結構短めに感じるけど、
やっぱりV字の開け口のおかげで余裕で肩にかけられます。

そして、わたしのように身長低めでも、手持ちでも引きずらないのも嬉しいところ。


くったりしているので、わりと小さく見えますが、
実際はけっこうな容量入ります。

お出かけ先で多少荷物が増えても安心だし、
念のため用意しておきたいストールなんかもラクラク入るのが嬉しい。



細かい仕様などはこんな感じです!


●コットンリネン生成り●

CIMG3276.jpg

サイズはこちら。
バイアストートサイズ

ハンドルのみ変更、今回は40cmとなっています。


CIMG3289.jpg

CIMG3279.jpg

内側の様子。大きな部屋が2つと仕切りポケットがひとつ。
A4ファイルも入ります。


中身を入れた時のイメージはこんな感じ。↓
CIMG2349.jpg


●ブラウン ソフトリネン●

CIMG3284.jpg

CIMG3285.jpg


サイズはこちら。
CIMG3281size.jpg



CIMG3283.jpg

黒いリングノートはA5サイズです。

ただいまマルシェル出品準備中です!

マルシェルに出品中です!


試作☆コインパース

2022-09-01 | 試行錯誤@手で創るもの

ネット上で見つけたじゃばらコインパースの作り方。

動画でもいろいろな方がアップされててちょっと面白そうなので作ってみた。


実際に形になったものを手に取ってあーだこーだといじくってみたら、
ここに縫い目欲しいよなあ、というところもあったり。

なんだかんだちょいちょいと手を加えて、
とりあえず試作1号が完成。

CIMG3264.jpg

CIMG3265.jpg

CIMG3266.jpg

CIMG3267.jpg


じゃばらにがばっと開いて中が見やすい。
このサイズ感なのに部屋が3つもあって、お札も二つに折れば入るし、カードも入る。
シンプルな仕様。

という点ではとてもよいなあ、と思ったのですが、

実際に使うとなると使い勝手はどうなのか??
ちょっとチョイスした布地が柔らかすぎたか??


いや、それ以前に正直なところ、

出来上がった瞬間に、

おお!素敵!!!!

というほどのテンションにもならず…


いや、かわいくないことはない、と思う。
でも一味足りないのはデザインのせいなのか??
仕様のせいなのか???


今んとこ不明なので、
このままちょっと寝かせたいと思います。


カラビナとかストラップとかつけられるようにタブをつけたらいいのかもしれないなあ。