オガワ雑貨店

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思いついた仕様を試したいがために作ってしまったトート

2023-10-10 | オガワ雑貨店

ここのところ続いているトートバッグ制作。

帆布のバージョンを作っていた時、
ふと、思いついたことがあったのです。


そもそも帆布ってすごく好きだしバッグにしてもものすごくかわいいんだけど、
なんせ硬くて厚くて扱いが厄介な素材…。


わたしは家庭用ミシンを使って作品を作っていることもあり、
特にざっくりした表情がすごくよい8号帆布とかは、
油断するとミシン針を何本も折ってしまうようなこともある難しい素材なのです。


それでも最近はだいぶ仕様に工夫を重ねて、
仕上がりも安定してきてはいるんだけど。

それでも8号帆布縫い代始末モンダイは、
経験者であればおそらくみんなが大きくうなずいてくれる、あるある案件なのではないでしょうか??


このやっかいな縫い代をどうにかスマートに仕上げたい!
というわけで、

こんなことを試してみました。

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もしかしたら普通にある仕様なのかもしれないんだけど(笑)。
わたしにとっては大発明!!

縫い代を割って、綿テープで覆ってステッチしてしまう方式!!

縫い代は最小限でいいし、
もごつかないし、
補強にもなるし、

…素敵すぎる。

ついでに、
見返しも綿テープにしてしまえばいいのだ!と今さらながら思いつきまして。

こっちももごつかないし、仕上がりも安定していい感じ。


表はこんな感じで
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特にステッチがうるさすぎる様子も無し。


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これは名案すぎて、かなり嬉しい♪

トートバッグだけでなく、ポーチとかサコッシュとか、いろいろ応用もききそうなきがします!

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出来上がったこちらのトート、
ハンドルをあえて太くしてみたらなかなかかわいらしく仕上がりましたよー。


同じ形のトートばっかり作ってます!

2023-10-07 | オガワ雑貨店

ここ数日で、同じ形トートばっかり作ってます!

いろいろと試行錯誤しながら、たどり着いたこの形。

持ちやすくて、たっぷり入って、
そしてもちろんバッグ単体で見た時にかわいいバランスであることは必須。

リネンで作っても、
帆布で作っても、
非常によい!!!

あまりにも気に入ってしまったので
自分用に過去作ったものをこの形に作り直してしまったほど。

しかも、
これだけ続けて作っていると、
仕様が工夫されてきて仕上がりが安定してくるのがまた楽しい。

というわけで、
仕上がったものお披露目~~

まずは帆布のシリーズ。

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無地の方はウォッシュ加工の11号帆布。
底布の配色と、相変わらず意味のないところについているタブがポイント!

最近は、いかに意味のない、かつ、目立つところにタブをつけられるのか?に燃えています(笑)。

そして、ボーダーの方はウォッシュ加工の8号帆布。
布地があまりにもかわいすぎて、ハサミを入れるの躊躇するほどだったよぉ…。

一見夏っぽい雰囲気だけど、
これからの、着るものが暗い色になりがちな季節、ぱっ!と目を引くバッグはかわいいと思う!

写真で見ると小さそうに見えるけど、
実際はw30cm×h30cm×d18cmと結構なたっぷりサイズです。


そして、リネンで作った方は2度おいしいリバーシブル仕様で!

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この面と、

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この面。

生成り×サックスブルーもいいんだけど、
鮮やかなブルーがこれまたよいではないの~~

 

しつこいようですが、

さっきの帆布のと同じ形なのですよ。


そしてもう一つはマルチパッチワークにしてみた。

生成り系いろいろの面と、

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反対の面は茶系とモノトーンの組み合わせ。

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こうなると2度おいしい以上で、
どの面を表に出すかでいろいろと遊べます。


最後はコチラ!

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これは普通に裏地をつけた仕様で。


いろいろ試行錯誤しながら集中して作れたので、
本当に楽しかったぁ!

不思議なもんで、
こうやってちゃんとがっつり集中してる時は
段取りを考えなくても、時計を見なくても、ちゃんと予定の時間で作業が終わるんだよねえ。


ものづくりは、素材との出逢いから始まる

2023-10-04 | オガワ雑貨店

鎌倉に大好きな生地屋さんがありまして。
スワニー鎌倉

わたしが使っている布地はほぼすべてこちらで購入した物なのですが、

実際にそこに足を運び、布を見て、触って
あーだこーだど夢中で過ごして気づけば数時間…


この布をああいう形に仕立てたら似合いそうだなぁ、とか
あるいは、特に何に、というあてもないままに

ただただ惚れてしまった布たちをたくさん抱えてホクホクしながら帰ります。


そこから今度は、その布たちを最大限に活かすべくまたあーだこーだと試行錯誤。


布と出逢うことからすべてが始まるので
同じものを繰り返し創る、ということは基本的にできないのです。


その都度、自分自身のアンテナを磨き、信頼して、
パズルのピースをぱちっとはめるように
ひとつひとつ丁寧にデザインしていきます。

CIMG4153.jpg


そして、形が決まり、縫製の手順を確認したら、そこからは実際に手を動かして創り出す作業。

今度は、1本1本の縫い目に集中して瞑想的に愉しみます。


完成した姿が現れた時のわぁ!という瞬間がそりゃもう楽しみすぎるんだけど
早くそれを見たくて急いでしまうと、途中のプロセスの愉しみがあっという間に台無しになっちゃうのです。


ひとつひとつの工程、
全部のプロセスを
大切にすればするだけ
全部が愉しい。


そんなものづくりを心がけてます。