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凍結受精卵を移送する方法

みなさま、こんにちは
今回は、凍結受精卵(精子)を移送する方法についてお話いたします。

凍結保存した受精卵(精子)は、特殊な容器を使用することで日本中どこにでも、もちろん海外にも移送することが可能です

凍結受精卵(精子)を入れるタンクは、液体窒素を吸着させる特殊な素材が使用されています。スポンジみたいに液体窒素を吸い込み、冷気で凍結状態を維持します。冷気と言っても、液体窒素(マイナス196℃)なので、一瞬で物が凍る冷たさです 一度液体窒素を充填すると、一週間から10日間ほど凍結検体を保管することが可能です。だから海外にも移送できるんですね


タンクの中には金属の筒が入っており、その中に凍結検体を保管します。金属の筒は冷気で霜がついてますね


凍結タンクを守る厳重なケースに入れて、宅配業者に依頼します。

凍結受精卵を移送する理由は、転勤などによる引っ越しで転院するまたは当院に転院してくる、気分を変えて別の施設で移植したいなど様々です。

他院から当院へ凍結検体を移送される場合≫
まずは当院へ受診していただき、
 ・医師と面談
 ・胚培養士と日程やどちらの施設のタンクを使用するかについて相談
 ・『受精卵(精子)の凍結保存に関する同意書』のお渡し(移送完了日から契約開始)
 ・費用のお支払い(後日)

当院から他院へ凍結検体を移送する場合≫
 ・医師と面談(遠方で受診できない場合はオンライン診療でも可能)
 ・胚培養士と日程やどちらの施設のタンクを使用するかについて相談(オンライン診療でも可能)
 ・『凍結検体移送に関する依頼書』のお渡し(郵送でのやり取り可能)
 ・費用のお支払い(遠方の場合は銀行振込も可能)(後日)
オンライン診療は現在、当院に受診したことのない初診の患者様もご利用いただけます。予約時に再診コードが必要になりますので、お電話にてお問い合わせください。オンライン診療はスマートフォンだけでなく、パソコン(カメラ付きの)からでもご利用いただけます。ご予約はこちらからどうぞ。

以上が、凍結受精卵(精子)の移送についてのお話でした
ご質問がございましたら、スタッフへお声掛けください

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