
今回は『精子凍結』についてお話させていただきます。
○精子凍結とは?
採精された精子を洗浄し、良好な精子を回収してマイナス196℃の液体窒素で凍結保存します。
凍結保存された精子は半永久的に凍結保存が可能です


精子の状態が悪い場合は、凍結保存が出来ない場合もあります。
また、凍結・融解の処理に耐えられない精子もいるため、融解後は運動率が低下

○どういう方がどのような時に精子凍結するのでしょうか

体外受精当日及び人工授精当日に、出張や海外赴任・夜勤などで精子が用意できな場合には、凍結精子を使用して治療を行うことができます。

腫瘍・悪性リンパ腫・白血病などの治療をはじめられる方で、将来の為に精子を確保しておきたい時は、事前に精子凍結が可能です。


男性にとって「この日に精子を持ってきてください。」といわれるのはストレスでもあり、それがプレッシャーとなります。採精に不安のある方は、あらかじめ精子凍結が可能です。
○精子凍結の保存期間について
当院での精子凍結の保存期間は、短期保存で6ヵ月ごとの更新となり、最長2年間凍結保存が可能です。
長期保存は1年間ごとの更新となり、最長5年間凍結保存が可能です。
精子凍結の際には、同意書が必要となります。
更新希望のお申し出のない場合は、廃棄させていただきます

ご質問・ご意見・精子凍結についてのご相談などありましたら、いつでもスタッフにお声かけください

