人生を語る? ときもあるかな。
今回は、女性の自立とそれに対する、世の中というか、男の視点によるヒドサを浮き彫りにして、今後、どうやって楽しく生きていくか。 というような、とってもややこし~い内容を、良くもこんなに上手く取材して、まとめたもんだと感心する中身だった。
またまた、引用で申し訳ないが、とても気に入ったところがあったので・・・
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友人が二人、立て続けに自殺した後のハナシで。
とても仕事どころではなくなって、、、〇〇さんのハナシを聞きながら、彼女の知識と行動力に感服していた。もう無理、もう働けない、動けない。そんな状態になった時、多くの人はどうしていいか、まずそこからわからない。そのまま日々が過ぎていけば生活が立ち行かなくなることを薄々知りながらも、何をしていいのかわからない。が、一度支援者の助けを受けて生活保護を受けていた彼女は、自分の身を守るため、どん底の状況ながらも果敢に行動していたのである。
辛い時、働けない時、どうにもならない時は制度を利用してもいい。その時は、診断書を書いてもらえばいい。収入がなくなり、家賃を払えなくなれば実家に戻るしかない状況の彼女は、それをあらかじめ回避する情報を持ち、動いていた。日頃貧困問題に関わる私は、公的な制度を知っているか知らないか、また知っていたとしても、どうすればそれを使うことが出来るのかの知識の有無で生死が分かれるような状況を嫌と言うほど見てきた。が、彼女は制度を理解し、診断書を出すなど的確に行動していた。これこそが、「生きる力」だと思う。学校でもぜひ教えてほしい情報である。
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<一部、変更しています。
雨宮 処凛 さんの著書は、結構実話というか、身の回りの人からの情報が多く、具体例を使いながら、制度の不備や、行政の怠慢などを突いていく、し、当の本人の意識変革も追及する! 気づけよ、と。 「あなたは、決して間違っていないし、悪くない、もっと、楽しく生きる権利はあるはず」ということを、一緒に考えていこう、としている。
そして、コレも素晴らしいことだが、オトコがひどいということではなく、男も生きにくくなっていて、むしろ、目隠しされて、洗脳されて、自分は、まし?だと思っている、という指摘がスゴイ。
一時期、路上生活者が溢れかえっていいたとき、「もやい」というグループが出来た。(今も存在している) その活動の中に、生活保護の申請の仕方を教える、というのがあった。 意外と、知らない人がいるのが分かって、教える方もビックリ、という状況。 きっと、その流れでの体験だろうと、この本を読んでいて、感じた。
あなたも、利用するしないは別として、知っていたほうが良いでしょう。