先ず最初に出ましたこの小さなお社、鳥居の額には“水神”と銘打っていますが、はたして何処にある神社なのかご覧頂いた方には一寸お分かり頂けないのではと・・・?実は此処は日本一の台所、東京築地市場の一画に鎮座ましましているのです。 昨日旧友のたっての願いで二人して昼食を食べに場内の寿司屋さんへ出向いたのでした。この日は既に市場内での競りはとっくに終わっていて場内には我々と同じ様な観光客がウロウロと見物していました。筆者も場内でのお寿司は初めてでしたが、とても新鮮なネタで旧友共々旨さを堪能して来た次第。
これらの風景は場外のお店やら買い物客が昼下がりの見物でしょうか、観光の外国人の姿も
チラホラと物珍しげに観光していました。
腹も満腹になった二人は築地市場を後にして銀ブラへと向かったのでした。
歩く間もなく先ず目について来たのがこの新装なった歌舞伎座です。
前面の昔ながらの建物は其の侭に後ろに超近代的な高層ビルが出来上がっていました。
なんでこの様な高層ビルが必要なのかは分かりませんが・・・?
今現在上演している演目の舞台絵が正面玄関左右に飾られて道行く人の
眼を引きつけていたのでした。
この後三原橋を過ぎて銀座四丁目へと歩を進め、ウィークデーの午後をブラリ銀座散歩。上を見ると抜ける様な五月晴れの青空に汗ばむ様な陽気の中を男二人当ても無く彷徨い歩いて来た一日でした。陽が落ちてからは其処に又一人友が加わってお決まりの飲み会と称して紅灯燈る居酒屋へと吸い込まれていったのでした。
なんでこんな変哲もない神社の鳥居を最初に持ってきたのかと思ったら?
新装なった歌舞伎座が、コウゴウしい神社仏閣に見えてきた。
思わず手を合わせたくもなるというもの。
旨い寿司を食って、その後また飲んで、うらやましい酒飲みの一日でした。
酒は命をちじめますよ。