趣味の写真帳

過去に撮影した蒸気機関車から最近撮影した電気機関車まで、鉄道写真が中心ですが時々鉄道以外の話題も...

北方文化博物館(新潟県)

2014-08-03 07:00:00 | 旅の記録
 新津鉄道資料館を訪問したあとは、その北方数Km、車で10分ほどのところにある北方文化博物館も見学しました。
 北方と名が付くと何だか北海道のような感じもしますが、ここは新潟の豪農伊藤家の家屋敷が博物館として保存されたところです。
 伊東家八代の歴史は北方文化博物館のHPに詳しく記述されていますが、博物館として保存されるまでの経緯は大変興味深い物語です。

 沢山写真を撮ってきましたが、そのうちの何枚かをアップしましょう。

 博物館の正面玄関ですが、ここは普段は使われていません。(右手に正門受付があります)


 敷地内には幾つかの建物があり、最盛期は10人ほどの家族とその世話をする使用人が50人ほど暮らしていたとのことですから、広い台所も納得です。


 100畳敷きの大広間。
 庭園に面した雨戸は26枚もあるそうです。また、全館の雨戸を開け閉めするのに1時間ほど掛かるとか...
 扁額にある「君子居中庸」は伊東家の家訓とのことで、見習いたいものです。 


 回遊式の庭園には幾つもの茶室があり、その中でも一番ユニークな建物が三角形の三楽亭ですが、以前に「空から日本を見てみよう」のトンガリ計測部にも登場したことがありますね。
 また、築山の頂上にある佐度看亭(さどみてい)からは、その名の通り昔は佐渡が見えたそうです。(ここは海岸線からは随分離れていますが...)


 大広間から庭園と反対側の中庭を望む。



 広い敷地内には蓮池もあり、古代蓮が咲いていました。 


 蓮池の周りには、新潟県内から移築された藁葺きの古い民家もありました。


 ここも紅葉の頃に再訪してみたいところです。

 2014年7月19日(土)撮影

新津鉄道資料館

2014-08-01 07:00:00 | 旅の記録
 磐越西線へC57180の撮影に何度か訪れ、新津から少し南の新関付近でも写真を撮っているので、直ぐ近くまでは行っていたことになりますが、この新津鉄道資料館の存在を知ったのは最近のことでした。
 丁度リニューアルされてグランドオープンした日(7/19)に訪問することが出来ました。

 生憎の雨天でしたが、リニューアル開館の式典があったようで、駐車場や館内はその関係者と思しき方々、そして一日も早く見たいという親子連れの一般客などでごった返していました。
 以前は学校の校舎だった建物を資料館としたようで、普通の博物館などとは全く趣が異なります。

 最初に出迎えてくれるのが、屋根付きですが屋外展示となっているC5719です。
 写真にちょこっと写っている200系新幹線と2輌並べて展示されています。 

 19号機は羽越本線で活躍した罐、記録を調べると最後の任地が新津機関区でした。
 以前にもちょっと書きましたが、フィルム装填ミスで撮りに行けなかった羽越本線、当然この19号機にも出会えませんでした。

 このC5719のナンバーには、グランドオープンしたこの日の日付719が含まれていますが、これは単なる偶然なのか、それとも...(笑)

 館内の展示状況を数枚。
 こちらは1972年(昭和47年)の新潟植樹祭で走った御召し列車関係の展示コーナーです。

 D511107も新津機関区所属の罐で、御召し列車牽引の実績があるとのことです。

 新津を走った優等列車のコーナー、懐かしい出羽鳥海のHMが展示されていました。


 クリスマストレインのHMとして使われたリースもありました。


 蒸気機関車のナンバープレートも数枚展示してあります。

 形式入りのD51、700番台にもあったのですね。
 D511030とD511049は新津機関区所属だったようですが、D51723とD51219はそれぞれ最後が新見と岩見沢ですから、どういう縁があってナンバープレートがここで保存されているのか...

 4輌のうち219号機は写真を撮影していました。

 室蘭本線の栗山~栗丘間を下る1297レ、1974年10月10日の撮影です。
 当然のことですが、ナンバープレートの字体や文字の間隔は展示されていたものと同じに見えます。

 新津鉄道資料館にて、最後の1枚を除き2014年7月19日撮影


かたくりの里

2012-05-20 07:00:00 | 旅の記録
 角館の桜を堪能したあと、次の目的地(田沢湖)へ行く途中でかたくりの里にも寄り道しました。

 秋田内陸縦貫鉄道の八津駅の近くにあり、入園料を払って車でそのまま乗り入れる事が出来ます。
 これだけ沢山のかたくりが咲いていると誠に壮観です。

 この様な群生地が点在し、要所要所に駐車スペースがあって、車から降りて見て回ることが出来ます。

 かたくりの花をアップで...


 園内には見事な桜の木もあり、丁度見頃でした。

 写真を撮っているとどこからか列車の通過する音が...
 この桜の向こう側には秋田内陸縦貫鉄道(我々の世代には阿仁合線の方が馴染んでいますね)の線路が通っていた様です。

 星の数ほど咲いているカタクリの花の中で、たった一輪、白いかたくりの花が咲いていました。
 沢山の人が見に来て恥ずかしいのか、向こうを向いてしまっているので、後ろ姿しか撮れませんでした。


 2012年5月1日撮影

上越線遠征記/ボールドウィン見学

2011-09-30 13:56:16 | 旅の記録
 蒸機重連の下りを撮った後は、上りまでかなり時間があるので、ちょっとしたデザートを楽しみに行きました。

 沼田から120号線を下った老神温泉に、ボールドウィンが展示してあるとのことで、見学に行って来ました。
 老神温泉では丁度蕎麦祭りも開催中、蕎麦好き二人組は当然ここにも寄り道です。


 今年採れた新蕎麦をその場で打って、茹でたてが食べられます。



 天ぷら付きで一人前800円なり。
 蕎麦は美味しかったです。

 

 そして、お隣に展示されているボールドウィン3号機を見学。



 タマネギ形の煙突は火の粉防止のためです。


 そう言えば、昨年の利根森林鉄道まつりでこのボールドウィン3号機が展示され、Sさんからお誘い頂いたけど、所用で行けなかった事を思い出しました。


 その後、近くの吹割の滝を見学です。
 日本のナイアガラ? 


 もう一枚アップで。

 水量が多く、割れ目に落ちる部分には近づけませんでした。


 2011年9月25日撮影

80分間世界一周

2011-07-21 20:29:46 | 旅の記録
 旅の始まりは東京駅から...
 あっ! ビルの屋上から東京駅を見学している君!
 柵が弱いから前へ出ると転落の危険が有りますよ!

 下の方ではパトカーに掴まっている車がいますね。


 東京駅から成田へ行って、あっという間にヨーロッパへ飛んで来て...
 バチカンのサンピエトロ大聖堂にやって来ました。

 大勢の参拝客で賑わっていますね。


 バチカンからドイツへ...
 一度は来て見たかったノイシュバンシュタイン城


 ドイツからスペインへ...
 アントニ・ガウディのデザインしたサグラダ・ファミリアはまだまだ工事中ですね。いつ完成するのでしょうね?
 おっと、ダンプカーに轢かれないように注意しないと...



 地中海を飛び越えてエジプトにやって来ました。

 クレーン車を借りてスフィンクスをちょっと俯瞰撮影。


 あちこち回りましたが、途中省略して...

 中国は雲岡の石窟です。ここも見たかったんです。



 そして更に途中省略。
 帰国しましたが、成田ではなくて関空へ降りて京都奈良見物です。
 先ずは清水寺。
 ちょっと雲行きが怪しくなってきた...



 続いて奈良の法隆寺。



 こちらは薬師寺の中門と金堂です。
 金堂の中の薬師三尊が見えていますね。



 最後はちょっとタイムスリップして鉄チャンです。
 東武鉄道のピーコック5号機に逢ってきました。

 機関士さんは写りませんね。(爆)


 最近のデジタルカメラには、実写の一部分だけを残して前景や遠景をボカし、実写を模型のように見せる機能が付いているものもありますが、今回はその逆で、模型を如何に本物のように見せられるか、という点に拘って撮ってみました。
 サンピエトロ大聖堂は比較的上手く行ったと思ったのですが、やっぱり模型は模型ですね。(^^ゞ

 あ~、全部本物を見に、撮りに行きたい~


 東武ワールドスクウェアにて、2011年7月15日撮影

飛騨高山の印象/高山陣屋

2011-05-18 21:09:50 | 旅の記録
 高山陣屋は江戸時代のお役所ですね。
 お代官様が住んでいる所と、お役所と、年貢米を貯蔵する蔵などが一纏めになっていて、これを陣屋と言うようです。

 
 囲炉裏のある部屋...ここで小役人達が暖をとっている姿を想像して下さい。(笑)

 

 大小の樽が並ぶ土間



 これが一番見たかったところ...御白洲です。
 時代劇で容疑者が取り調べを受けるところですね。
 膝の上に載せられる抱石は随分新しそうな感じ...



 お庭には梨の花が咲いていました。


 

 2011年5月3日撮影

飛騨高山の印象/商家の軒先(下)

2011-05-17 19:04:54 | 旅の記録
 格子戸と、その前に飾られた鉢植えなど...
 こういう物を写すと、レンズのディストーションテストをしているみたいですね。
 RAW現像時にソフトウェアで補正しても多少曲がっていますね。(笑)


 道路には1本桜の木

 商店街の路地に桜が植えてあるのも珍しい。


 綺麗に咲いた君子蘭



 これはなに? はい、これはクレマチス



 お食事処にはあじさいの鉢植え 

 君子蘭の隣にもありましたが、ここにもあった和灯籠。


 大八車に三色スミレ?

 ここにも灯籠が...


 お終いは、造り酒屋の杉玉です。

 ふらりと入ったら美味そうな地ビールが...で散財。


 2011年5月1日~3日撮影

飛騨高山の印象/商家の軒先(上)

2011-05-16 21:35:37 | 旅の記録
 スナップ写真の羅列は未だ続く...

 商家の軒先を飾るいろいろなもの...
 そのお店の商品を展示したショウ・ウインドウだったり、綺麗なお花だったり、古い道具だったり...

 そんな店先を集めてみました。

 上は屋台会館のある神社の境内にあった焼き物のお店です。
 写真を撮っている自分の姿がショウ・ウインドウに映ってしまった...(^^ゞ


 こちらは木版画皿と木版手染めぬいぐるみのお店。 



 福助人形に思わず足を止め、パチリ。



 飛騨民族考古館とはちょっと仰々しい?

 右は忍者の装束です。子供の頃は忍者に憧れましたね。(笑)


 駄菓子屋さんです。

 飛騨親爺とかきなこケーキとかの文字が見えますが...食べてみませんでした。(^^ゞ

 2011年5月1日~3日撮影



飛騨高山の印象/古い町並み

2011-05-15 23:54:33 | 旅の記録
 飛騨高山の町をテクテク歩きながら、沢山写真を撮ってきました。
 そういえば、あきさんのテクテク記事も随分ご無沙汰だなぁ...(爆)
 あきさんほど面白可笑しく纏められないので、取り敢えず写真の羅列です。(^^ゞ
 

 上の写真の左端、杉玉を吊してあるのが先に紹介した吉島家住宅です。

 町並みを反対側から。


 旗日なので国旗掲揚です。

 昔は何処の家でも旗日には国旗掲揚していましたが、今は滅多に見ないですね。

 観光案内所に写真が良く出てくる、店先に藤が咲く人形店ですが...


 未だ藤の花の咲く気配は全く無いですね。
 高山では季節がゆっくりと進んでいるようです。


 街角の、蔵を改造した、喫茶店ともバーともつかないお店。


 お店の名前はバグパイプですね。
 ロンドンのパブの様なお店でしょうか...

 ステンドグラスも見えますね。
 中には入って見ませんでしたが、ちょっと心残り...

 川沿いの桜は丁度見頃でした。


 ♪やわらかに柳あおめる高山の...(爆)

 (本当は「やわらかに柳あおめる北上の...」です)

 薪ストーブ用の薪でしょうか、民家の道路に面した壁一面に積んでありました。


 暮れなずむ空、交差点の真ん中上空にぽつねんと裸電球一つ...


 そろそろ宿へ帰りますか...

 2011年5月1日~3日撮影

飛騨高山の印象/飛騨の匠

2011-05-14 16:19:44 | 旅の記録
 昔から、飛騨の匠と言われていますが、その技を間近で見てきました。

 5月1日は高山の屋台会館を訪問、高山祭りに使われる○○臺と呼ばれる屋台(祇園祭の山鉾と同じ様な、いわゆる山車ですね)を見学して来ました。

 
 これは布袋臺と呼ばれる、からくり人形を載せた屋台です。

 実際に動いているところをヴィデオで見ましたが、二人の童子が雲梯を渡って布袋さんの肩に乗っかります。
 童子には操るための糸は付いていないので、昔の人には童子に魂が入っているように見えたのではないでしょうか。
 ユーチューブには動画がアップされていますので、興味のある方は「からくり人形、高山」でググってみて下さい。


 こちらは日光東照宮陽明門のミニアチュアですが、本物と見まごうばかり... 

 他にも精緻な建物の模型が沢山有りました。


 この写真のみ3日の撮影です。
 市内を散策していると、ちょうど蛭子臺が開放されていました。

 お祭りの時に実際に引き回されている姿を見てみたいですね。


 2011年5月1日、3日撮影

飛騨高山の印象/吉島家住宅

2011-05-13 20:42:00 | 旅の記録
 これから数回に分けて、飛騨高山で撮影した写真をアップして行きたいと思います。

 最初は吉島家住宅、元は造り酒屋さんです。
 杉玉が吊してあるので直ぐに分かりますね。

 土間の高い天井と交差した梁


 客間


 居間から中庭を望む


 手水鉢


 こうした古い住宅を訪問するのもまた楽しいものです。

 2011年5月1日撮影

白川郷訪問(下)

2011-05-09 15:20:04 | 旅の記録
 あちこちに桜が咲いていて、古民家に彩りを添えています。
 上の方は最初に行った展望台ですね。


 これは八重桜かな。   


 お寺さん(明善寺)も合掌造り。


 いろりには未だ火が入っています。


 雪解け水により水鏡となった鯉のぼり...

 ここは雪捨て場でしょうか、未だ雪の塊が溶けずに残っていました。

 白川郷は午前中で切り上げて次に向かいましたが、帰り道は白川郷へ向かう車が大渋滞...
 早く来て、早く帰って正解でした。


 2011年5月2日撮影

白川郷訪問(上)

2011-05-08 17:02:55 | 旅の記録

 5月1日は飛騨高山に泊まって、翌朝は白川郷訪問です。

 カーナビの行き先を白川郷にセットして到着予想時間を見ると...3時間近く掛かります。
 何でこんなに時間が掛かるの!?
 良く見るとカーナビのデータが古く、高山清見ICから先は高速道路がありません。(笑)
 データは最新の筈なんだけど...

 
 高山から白川郷までは小一時間でした。
 最初に展望台へ行って白川郷全体を俯瞰です。
  
 未だ桜が咲いていました。(^-^)


 展望台から降りてきた頃には、村内の駐車場はどこも満車で、村はずれの河川敷の臨時駐車場へ車を停めて、歩いて村内散策です。

 この日はお天気は良かったのですが、黄砂が飛んでいて空は白っぽく...


 芝桜と枝垂れ桜と...


 ここにも枝垂れ桜が...



 2011年5月2日撮影

坂東札所巡礼の途中で(2)

2010-11-15 21:10:46 | 旅の記録
   
 八溝山を下ってきて、途中上野宮郵便局付近で行き掛けに目星を付けておいたお蕎麦やさん...と言っても全くの農家で、手打ち蕎麦ののぼりが無ければ通り過ぎてしまう様なお店で、昼食に蕎麦を食しました。

 特に駐車場がある訳でもなく、庭先に駐車して母屋の方を眺めてみると、お蕎麦が沢山乾してありました。

 老夫婦がお二人で切り盛りしている蕎麦やさんですが、蕎麦打ちは息子さんが行うとのこと。
 メニューはざる蕎麦のみ。自家製そば粉100%の田舎蕎麦で、付近には何も無いところですが、ここのお蕎麦を食べに来るだけの常連さんもいるとのことで、これも美味しいお蕎麦でした。
 ただ、残念ながら新蕎麦ではありませんでした。
 天候不順で蕎麦の乾燥が例年より遅れている様です。あと2週間位すると新蕎麦が食べられるとのことでした。
 サービスで?出てきたキノコ汁もなかなか美味でした。(^-^)


 次の巡礼地(第22番佐竹寺)へ行く途中、竜神大吊橋にも寄り道です。
 日曜日で沢山の人出、駐車場に入るまでに30分以上待たされましたが...



 怖いもの見たさに吊り橋を渡ってみると...眼下には竜神ダムと堰止め湖(手前)が見えます。
 
 しかし、良くこんな吊り橋を造ったものだと思います。
 そして高所恐怖症のくせに、それを見に行く物好き...(爆)


 2010年11月7日撮影
 

坂東札所巡礼の途中で(1)

2010-11-14 14:49:10 | 旅の記録
   
 日輪寺に参拝した後、八溝山の山頂へ寄り道してみました。
 山頂には展望台があり、直ぐ近くまで車で登って行けます。
 針葉樹が多い山地ですが、一部見事に紅葉した広葉樹林が帯状に連なっているのが見えました。


 スッキリと晴れていれば遠方まで素晴らしい眺望の様ですが、この日の視界は良くありませんでした。

 それでも写真を撮ってみると、肉眼では見えなかった富士山もうっすらと写っています。

 画面中央上の方に富士山のシルエットがうっすらと見えるのが分かりますでしょうか...

 時計回りに視線を動かして行くと、白く輝いている山々が肉眼で何とか確認出来ました。

 案内板によると谷川連峰とのことです。
 ...と言うことは、手前の山は白根山か武尊山でしょうか。

 更に時計回りに北西の方向へ視線を振ると、那須連山が見えていました。

 ...と言うことは、写真中央の谷間には東北本線が走っている筈ですね。
 地図を見ると、高久~黒田原の辺りですね。
 強力な望遠鏡があれば俯瞰撮影が出来るかな。(爆)


 2010年11月7日撮影