ギャンジャン

人は独りでは生きてゆけないのに人は独りで死んでゆく。刹那い一瞬に人は何を求める?

2007ホークス初勝利

2007-03-26 14:41:11 | ホークスジャングル
☆ソフトバンク 2─0 オリックス
☆勝利投手:和田 1勝0敗
☆敗戦投手:吉井 0勝1敗
☆セーブ:馬原 0勝0敗1S
☆単勝:ソフトバンク 130円
☆ホークスMVP:和田、多村

初日が出ました。
失礼ながら格下相手に苦労しながら勝ちました。
失礼ながら高齢投手の吉井さん。年齢を感じさせない老獪なピッチング。
敵ながら天晴れですね。ホークス以外のチームで初勝利をあげそうだね。
そしてわがホークスの和田くん。
中盤まで1─0の緊迫した投手戦。
6回7回と連続して1アウト1.3塁の大ピンチ。よく切り抜けてくれました。
和田くんは少ない援護のほうが力を発揮するタイプだね。
初回に味方が3点とか5点とか取ってくれると気を抜いて5回くらいには追いつかれちゃうもん。
でも少ない点差のゲームはしびれるね。
8回からは開幕大炎上の藤原くんが汚名返上。
9回は元祖まーくんがきっちりと4人で締めて今季初勝利は

完封リレー。

目下ホークス首位打者の多村くん。このまま打ち続けてくれよ。
前球団にいたころのような「あそこが痛い、こそこが痛い」なんて言うなよ。
ちょっと心配なのがチャンスで凡退が目立つ川崎ムネと打率ゼロの柴原。

☆楽天 9─2 西武
☆単勝:楽天 210円
2回西武はノーアウト満塁でGG佐藤、おかわり中村、キャッチャー細川と三者連続三振。
爺々佐藤はそのあとホームランを含む3安打(もういっちょでサイクル)なんだけど最初の肝心なところで三振。ノックアウト濃厚の楽天先発の青山を生き返らせたね。
9回は楽天バッティングセンターに様変わり。

☆ロッテ 0─0 日本ハム
2日連続で泥々ドローって珍しいね。
この試合両軍あわせて27個のゴロがありました。
クイズ:第1回ゴロキングは誰?

日本ハム

ロッテ

森本

TSUYOSHI

田中賢

早川

稲葉

福浦

セギノール

ズレータ

木元

里崎

高橋

大松

グリーン

サブロー

坪井

今江

金子誠

青野


現在パリーグ6球団がゲーム差なしで並んでいます。

■本紙予想結果…1勝1敗1分 的中率50% 回収率65%
(通算 1勝3敗2分 的中率25% 回収率32.5%)
的中したのがソフトバンクのみ。
これから調子を上げていきます。

大阪トワイライトブルース

2007-03-26 13:50:50 | スポーツジャングル
魁皇:「わかってるな」
安馬:「わかってますって、先輩」
瞳で会話した。
言葉はいらない。

安馬 8勝6敗。魁皇 7勝7敗。
千秋楽での1勝は安馬にとってあまり意味を持たない。
しかし魁皇にとっての1勝は天と地の差。

長い相撲。
1分以上抱き合ったまま二人は動かない。
二人だけの空間に「あうん」の呼吸が流れる。

魁皇:「上手にやってくれよ」
安馬:「わかってますって、先輩」

安馬は抱き合ったその腕の力を緩めた。
最高の演技をした。

琴欧州 8勝6敗。白鵬 12勝2敗。
琴欧州のここでの勝敗は大勢に影響ない。
しかし白鵬にとっては優勝を賭けた大きな一番。

モチベーションの高さが白鵬を勝利へと導いた。

千代大海 7勝7敗。朝青龍 12勝2敗。
朝青龍は迷っていた。
「俺が負ければ丸く収まる」と。
負ければ優勝決定戦を待たずにかわいい後輩に賜杯をプレゼントできる。
千代大海には勝ち越しをプレゼントできる。

しかし千代大海に貸しを作る必要はあるのか?
力の差は歴然。
ボーダーラインでさ迷う元ヤン大関の将来を案ずることはない。

元ヤン大関の戦術は頭の良い横綱は熟知していた。
捨て身の玉砕突進。
無意識に身をかわした。
勝ってしまった。

朝青龍 12勝2敗。白鵬 12勝2敗。
星が並んだ。

朝青龍は白鵬に夢を語った数年前のことを思い浮かべていた。
朝青龍:「俺たち二人で日本にモンゴル帝国を作るんだ」
白鵬:「先輩、頑張ります」

よくここまで追いかけてくれた。
これから二人で大相撲を引っ張っていこうじゃないか。
横綱は感慨に浸っていた。

ぶつかる力に違和感を感じた。
数秒後には両手で土俵をついていた。
白鵬の姿は視界から消えていた。

横綱は負けた。
右手でガッツポーズを作る後輩に不意に笑顔がこぼれた。
敗れた瞬間がすがすがしかったのははじめてのことかもしれない。

「幸せになれよ」
婚約を発表した後輩へ心から無言の祝福を贈った。

これはフィクションです。