やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

8月17日は休みます

2011-08-17 02:00:11 | 日記
お客さんのいなくなった店内で残務しています。



明日、朝早くから母の実家である広島に帰ります。
来店された方に心配かけるから言えなかったけど、闘病していた祖母が永眠しました。
平気な振りしても、心はここになかった。ゴメンナサイ・・・。



それは月曜の早朝4時に、叔父からのメールで知らされました。

可愛い後輩の新店オープンのお手伝いに駆けつけ、疲れるだろうと宿を取ってまで応援して、楽しく働いて、気持ちよく帰宅して、そして翌朝のことです・・・。

呆然としました・・・。

瞬間、意外に平気なんだ~って思いました。

でも、数分呆然として突然涙が静かに頬をつたいました。

ショックすぎると、人は思考能力を停止するもんなんですね。


すぐに駆けつけるのが本来だと思いました。

でも、私にはやることがあった。
自営とはいえ、そうそういい加減にできなかった。
数人であれ、来てくれた方を失望させたくなかった。
そして数千円であれ売り上げが欲しかった・・・。
1日休むことの大きさ知ってる。


”自営だったら”そう思ったはずでしょ?
24のOL時代と何ら変わらないじゃない。
おじいちゃんの死に目に会えなかった時、そう思ったはずよ?
これなら勤め人のほうがよほど楽じゃない。
人間らしい生活がしたくて自営したんじゃない?

結局、何年経っても歳を重ねても何も変わらない。
状況は良くなんかならない。

でもさ、生きていかなきゃいけないんだよ。

生きることに意味なんかないんだよ。



営業すべきか悩んだ結果、明日は休むことにしました。
翌日は木曜は、告別式出て、その日じゅうに帰る予定です。
オープンできる予定ですが、何とも言えません。

一夜だけでも共にして、ちゃんと送り出すことがせめての孝行じゃないかと。

こんなことしか出来なくてごめんね・・・

言葉や態度で愛情を示してくれた祖父と違って、生真面目で、叱られてばかりだった厳しい祖母。

その時は恨んだりもした。
でも彼女なりの愛情、今ならしっかり理解できるよ。


康子は強くなったよ。

何度も叩きのめされても立ち上がって歩いてるよ。

独りでも全然大丈夫。

安心してそこで待っていてね。


テレビで杏里の”オリビア”かかってる。
温かい手で背中を抱かれてる気がした。
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