やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

ノーゲス

2012-02-29 16:10:08 | 日記


深夜に雪が降るとの情報でやな予感はしていた。

案の定街は静かで、私も映画を観たり、自分のためにまかないに手間暇かけたり、いつもしないことしてた。
静かな時に来たいという友人が、来るとの連絡で、今夜なら最適だと思っていたら“来れない”との連絡。

何か妙に落ち着いてる自分がいた。

開店して二度目のノーゲス…。


初めての夜は泣いたっけ。
行きつけのスナックのマスターに泣き言言って叱られた。“なら辞めちゃえ”って言われた。

ビービー泣いた夜だった。


翌日、店のお客さんと楽しそうにしている私を見て、通りがかったマスターは私に右手の親指を立てた。


頑張っても手を抜いても、お客さんは来たり来なかったり。

いろんな仕事をやって来たが、こんなつかめない仕事は初めてだ。


段々考えなくなってきた。
悩まなくなってきた。

大体のことどーでもいい。


人は変わるねぇ…(~_~;)


23時半を回って、店を閉めた。
閉店時間より一分でも前に閉めたのは初めてだ。
“来るかもしれない、来るかもしれない”そう思って振られるのには疲れるし、明日の活力の為にも、凹んではいられないんだようちらはさ。


次いこ、次(-.-)。


知人のバースデーが28日だったので、当日中にお祝いにいこうって考えた。

お陰様で楽しい夜だった。(画像)
たくさん飲んで、乾杯して、アホみたいに一気して…

ハッピーオーラもらって。


早く帰ればいいのに、大雪の中、傘も差さずに真っ白になって歩いて帰宅した。
部屋に着いたらずぶ濡れだった。

腰は痛むし死にそうに寒かったが、身体をいじめればいじめるほど妙に楽になるのは何故なんだろうね。

でも、こんな私だからみんなが助けを乞いに来るんだろ…。

それでいい



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きっかけは…

2012-02-28 15:49:39 | 日記


日曜日はトラファルガにて、店主の結婚披露パーティーに参加。(おめでとうございマース!)
人数の関係で、5回もやったそうだ…パワフルだぁ


15時に開始、二次会も含めよく飲んだ。


その後は、青葉台のCOPAさんと、ついて来たもとCOPA従業員なかじとで飲みに出る。


そしてほぼ拉致られてタクシーで成瀬へ。COPAさんの知人の店で朝まで飲んだ。
14時間飲んだ…

ドイツの記録突破した?(;¬_¬)

オクトーバーフェストでは朝9時から深夜11時まで飲んだっけ?

あ、同じだわ…f(^_^)


とても楽しい夜だったけど、腰痛めた立場で高いヒールで長時間。
しかも薬を飲めなかったので翌日は最悪のコンディション…。

自業自得。
人生何でも自業自得。



月曜日はシャッター開けずに営業。

まぁ、週の頭から無理しちゃいかんね。


そこに近所にお勤めの()さん。

彼が初めて来た二年前、店が暇すぎて心がすっかり折れていた日。

“人生ゲームやらない?”
驚きながらも彼は承知。
一緒に遊んだ。

それからはしょっちゅうやって来る常連さんになった。
店が終わってからも一緒に朝まで飲んだりしている。

出会いのきっかけは不思議だ。



彼が帰った後、先週間違って?入ってきた大学生再来店。

やけにニコニコしながら二度目の入店。

私が座ってる目の前に座る。
座る位置でも性格ってあるよね。

自分が好きだからそこに座る場合と、人の座り位置から判断する場合。

慣れてない環境で、人の目の前には座らないものだ。
素直で人なつっこい。


今日は計画して来たのね~


と言うのも…

店に来るきっかけはそれぞれ。
ネットで検索する人、ブログを見た人…


彼は先週、誰もいない店内に早い時間に来店。

迷わず入って、座って一言。

“ここは何の店ですか?”
いや、キミ…
知らんと入って来たんカィ(~_~;)



うちにくるお客さん。

1割がもともとの知人。

一割がビアマニア。

4割以上が紹介や連れてこられた人。

あとの3割が“前から気になっててもなかなか入れなかった”と言う通りすがりの人。

初めて来て、しかも迷わず入ってきた人はいない。


彼は町田に住んでるわけじゃない。
町田に着いて、数々の誘惑に負けず、いろんな店を素通りして、何故か駅前でもなく、看板もろくにないうちを選んだ。

有り得ない巡り合わせ。


私は実の弟に、ハウステンボスで会ったことがある。
縁の深い人は労力なく会えるもの。結ばれるもの。
だから私は追いかけない。別れもまた運命。

運命のままに、縁を大切に生きている。


前回、○バタサイズ(最小)でいろいろ飲みたいと言った彼は、今回ランクアップしてハーフ(500)で飲むと言った。
前も頼んだベーコンとハーフを3杯飲んだ。

決して安くないクラフトビア。
彼はうちに来るために節約してるんだって…。
愛おしいねぇ…(*'-')



そこに来店されたまた一人。
COPAからみでうちを知ったこの方のデビューは最低だった。
その日はタイミング悪く、常連さんの誕生会。
常に暇な十月祭とはうって変わって大騒ぎの満席に来てしまった。

戸惑う彼を座らせるお客さん、マース縛りで何だかグチャグチャのまま会話もなく帰られた。

第一印象が悪いと人は二度と来ないもの。

新規さんなのに悲しかった記憶がある。


なのに彼はまたやって来た。
まずないケースだ。


シャッターの閉まった店内。

前からの知人さん、ビアマニアさん、紹介さん、偶然さんたちが集合した。


きっかけはそれぞれだが楽しく語らった。


出会いとは、縁の深さによって突然降りてくる蜘蛛の糸。

信じてしがみつくも、慎重になって見逃すもそれぞれの選択肢。

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優しい人たち

2012-02-25 15:03:15 | 日記


Twitterにはつぶやいたけど、ようやく整形外科の診察を受けた。

年配の方々の社交の場となっているため、全く診療受けられない日が続いた為だった。
“あら~何とかさん”
“この帽子いいじゃなーい”
“久し振り~どうしてたの?”

きっと辛いんだろうけど、ちょっと控えてくれないのかねえ…

こんなこと言っちゃいかんのかねぇ…

実は風邪引いてるんだけど、内科もそんな感じで行けてない。一度、待ってる間に悪化して倒れたことがあるからだ。


今回の整形外科は診療前に受付をして診療受けたのは3時間後だ。
待ってられないから仕事に一度戻った。電話で呼ばれて店を抜けた。


結果は背骨が二カ所折れていた…。

痛いはずだよ。

全治二ヶ月だと。

すでに1ヶ月経ってるから三カ月ってことだ。


重い物は持たず、体をよじらず、安静にすること…

“はい”

答えたけど、嘘つきました。
無理でしょ?それ

安静にしてたら私生きるすべがないもの…。

身体削っても寿命減らしても稼がなきゃ生きていけない。

変な矛盾…。


ま、しかし
逆境で見えてくるものがある。

大切なもの、人の優しさ。

Twitterでつぶやいたせいか?単なる偶然か?たくさんの人が励ましに来てくれた。

私の体調に気を遣いながら楽しい時間をくれた。


ちょうど古い飲み友のUSI君の誕生日だった。

来る人来る人構わず乾杯したよね~

近頃、遠出を辞めて地元飲み増やしたら、近所のオジサンよく来てくれるんだよね。

ビールにこだわることなかったわマジで…。

ビールは楽しい酒だから!高い理想をもって選んだ。(日本酒好きなのに)

だけど、楽しい酒はビールだけじゃなかった。

私は小さかった…。


同じく近所のTみんも大好きなイチゴ持って来た(画像)。超カワイイ!


しまねビールNo.7で作ったパフェにろうそくさしてお祝いしたよ(画像)。


オッサンHしいさんも、差し入れたくさん持って来てくれた。忙しくて食べれなかったけど、美味しくいただくね!


ラーメン屋さんのY君も短い休憩時間中にシャッター閉めに来てくれた。


私は優しい人たちに囲まれている。

辛いことが重なるとつい何かのせいにしたくなる。

自分は悪くないのに…言いたくなる。

だけど、理由は必ず自分にあるものだ。



大切なものは激しい痛みをともなって生まれてくる。




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フツーな生き方

2012-02-19 23:47:08 | 日記
薬の副作用あるから酒を飲まない一日。ずーっと家で寝ていた。

具合が悪い日に家でゆっくり出来る幸せ、寒い日に暖かい部屋で毛布にくるまって何もしない幸せ、かみしめた…。


本当に休めない生き方してきた。

幸せか?っていうと幸せな方じゃないかって思う。

でも疲れた。


テレビを見ていて、“三平女子”なるものを知る。

何かと思いきや、生涯の伴侶の見つけ方らしい。


平凡な容姿

平均的な収入

平穏な性格


これが今の流行だとか?

公務員が圧倒的にモテるそうな。



何か見てて寂しかった。

娘がそんなこと言ったら育て方間違えたって思う。


好きになった人が穏やかなパッとしない男性なら仕方ない。

初めからそこか?

愛はどこ行った?


私の時代の恋愛は派手だった。(美術学生の私には無縁)


高学歴

高収入

高身長


三高って言われた。

それも浅はかだとは思うけれど、若い頃は王子様に憧れていいんじゃないかって思う。

目が合うとドキドキするような容姿

突然もらうプレゼントも高価で洒落ていて

素敵な車で迎えに来る。


そんな人に見合うように、好かれるように自分を磨くって刺激的じゃないか?

イングランドの平民プリンセスはその為に同じ大学に入り、親からお金借りてブランドの服を買って、ダイエットして、プリンスに近付いたらしい。


恋ってそんなものじゃない?
恋って女の子を磨くものじゃない?
恋のパワーってスゴいんだぞ!


すっかりオッサンな私も、若い頃は、好きな男の子と食事も出来なかった。
息するのも忘れた。

彼の好きなもの勉強した。
偶然装って行きつけの店や最寄りの駅で待った。

たくさん愛されたし、たくさん愛した。

たくさん泣いた…。


恋って必ずしもハッピーじゃない。
でも、ダメになるの恐れて初めから挑戦しないのはもったいないよ。

これが最後の自分なんだ。
若い頃にしか出来ないことある。


人生半分終わってやり残したことがない。

やりきった感がある。


物欲もない、イケメンにも心がときめかない。

何もほしい物がない。

生きていける少しの食事と酒があればいい。

寂しいようだがこれで良かったと思う。これが老成。
年相応な大人の女。



フツーって何だ?

平穏無事な人生なんて有り得ない。

初めから低く目標設定してると、どこまでも落ちる。

落ちた時に上がる力を養うのが、若い頃の苦労だと思う。

年老いて、人の痛みが分かるのも、過ちを許せるのも、若い頃の涙の価値だと思う。


何度も這い上がった私の、若い人に残したい言葉。
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雨ニモマケズ

2012-02-19 10:03:24 | 日記
気がついたら店で寝ていた。

昨夜は、日頃行けない店や、知人の店の三周年に行って、軽く飲んで帰るはずが、知り合いに遭遇しごちそうになってしまいつい飲み過ぎた。

記憶もプツプツ飛んでいる…

そのうちしょーもない死に方するんだろうなぁ~





雨ニモマケズ

子供の頃、暗唱させられたっけ。

全く意味が分からなかった。

立派な人になりたかった。
皆に尊敬され、愛され、頼りにされ…


なのに宮沢賢治はどうしてこんな詩を残したのか?

バカじゃね?





でもさ、今はよくわかる。
全ての欲が消え去り、誰に気を遣うことも、気にされることもなく。
誰への当てつけでもなく

無意味に死にたい。


今朝はとても気分がいい。
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