飲み屋の女「これだから男はっ!
子供のことしか眼中にないんじゃないの?
赤ちゃんの母親である前に奥さんだって一人の人間ですよ!
歌手を志したこれまでのこと、これからのこと、きっと一杯悩んでる。
だからあなたも父親になることに浮かれてばかりいないで、もっと奥さんの心の内を想像して、寄り添ってあげなさいよ。」
#エール
音ちゃんはせっかく勝ち取った主役の座を、妊娠によって絶たれます。若いうちは安全日だと思っても妊娠するらしいからね。
喜ぶべきところ複雑な思いを抱えています。
八つ当たりされてる夫(裕一)が友人に相談するシーンです。
そうだね…。
私は子供を生んだことはないけれど、生理痛と言う激痛を何十年も経験してきた。すごい量の血を流してきた。
出産とはさらにおぞましい苦痛を伴うらしい。
男は痛みで死ぬそうだ。
母のつわりも見てきた。
ただでさえ苦しいのに、好きなものも我慢して、好きなことも断念して、子供を生むために、生んだら余計に思い通りいかず、何もかも犠牲にし、自分のペースを乱され、耐える日々が続く。
夫を含む男性全般に対して
「人の気も知らないで」
「あなたは何も変わらない」
「気楽でいいわね」
って感情も沸くでしょう。
父には当たれない母に「あんたが生まれてなければ!」「あんたがいなければ」いつも八つ当たりされてました。
感情が普通ではないのです。
「お母さんになるんだから…」「お母さんなんだから」では納得できない時もあるだろうね。
だから出産した友達には、子供にではなくお母さんに似合う何かを選ぶようにしています。
もしそれが自分だったら…
常に想像して少しでも寄り添えるように
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