昨夜は静かな夜だった。
うちだけじゃなく、街が静かだった。
給料出たんじゃないんすか?
人の動きはよめない…
そんな夜だったけど、古い知り合いが子供が生まれた報告(自慢?)に来てくれた。
そんなわけで、退屈せずには済んだ。
彼は生まれたばかりの息子の大学生活の話をした。
早速親バカ露呈( ̄∇ ̄*)ゞ
親はこうやって子供に夢を見る。
私もきっとそうなんだろうなぁ。
私の両親は働いていたので祖父母に育てられた。中でも祖父は私を可愛がってくれた。
親族で初の第一子、初孫の。期待もそれは凄かったに違いない。
私の記憶では、たくさん叱られたしたくさん褒められた。
“康子はお姫様じゃ”
たくさんの期待とたくさんの愛情の中で育った。
よく手伝ったし、優等生だった私が叱られることは何てことない生活の躾。
風呂上がりのバスタオルをそこら辺に放置したら
“風呂上がりの身体を拭いたタオルはそんなに不潔なものではない。すぐ干せば翌日も使えるのに、放置すると雑菌が繁殖して臭ってくる。お祖母ちゃんがまた洗わなきゃいけなくなる”
風呂上がりもちゃんと拭いてから出ないと叱られた。
上がったお風呂の始末が悪くてもやり直しだった。
食事をしていて箸の持ち方が悪いと手を叩かれた。箸が飛んだっけ。
ペチャペチャ食べたら口を叩かれた。
おしゃべりしながらご飯を食べてはいけなかった。
漫画はバカになる、目が悪くなると禁止だったし、テレビは7時から8時まで。
正直、うるさいなぁと思ったものだ。
でも、うるさくしつけられたお陰でそう言うことが自然と身に付いた。
キレイな食べ方だと言われる。
視力はいまだに1.5。
あまりバカにされたことがない。
何より感謝しているのは、強い精神力と高いプライドを受け継いだこと。
負けそうになった時、負けた時、這い上がる力をくれるのは、いつも祖父の言葉だった。
親や年長者は、子や目下の者に好かれる必要はない。
自分の価値観や経験で構わないから、押し付けでも構わないから、子や目下の者に意見しないといけない。
そこから取捨選択して子供は学んでいく。
どうか強い子に育ってください。