やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の老舗麦酒屋さんを畳んだ店主のその後奮闘記です(笑)

私の心と空模様

2020-04-13 16:43:50 | 日記
過去によく来ていたご婦人で、近頃は滅多にいらっしゃらない方がいる。

うちの常連は来なくなる人二つに別れる。
幸せで私を忘れちゃうか
私に顔見せられない。
彼女は前者だろう。

それでも、その方とは親族含めいろいろあってね…思い出が多いのだ。

プライド天より高いくせに本当は弱いところとか、見栄っ張りなとこ、酔って子供になる、エロいとこ私に似ていて、何か他人と思えない。

医療従事者だからずっと心配していたんだよね。

テレビで医療従事者の感染が増えたって聞いて、覚悟のLINE送ってみた。
お客さんにLINEとかするのって営業かけてるみたいでしにくいんだよね。

「Cさん、くれぐれも気を付けてね」

一文だけそっと。
そうしたらタイミングよかったのかすぐに返事。

「ありがとう、もう何を気をつければ良いのか(笑)
マスクも週に一枚でしのいでるし。
大きな病院はもっと大変だからなぁ」

え?医療従事してるのにマスクが週に一枚?
慌てて
「私のあげましょうか?
私は喘息で、コロナの噂を聞いて12月にマスクもアルコールも備蓄してます。
それでも限界を感じて1月末にガーゼ買ってきて自作でマスク作りました。
いつも先を見ているので、何も不自由していません。(お店はどうしようもないけど)
マスク送りますよ。
住所教えてください。」

そうなんだ。私のキングダムにいれば不自由はないんだ。

そこからは既読にならず、発送の準備だけ整えていた。
一時間近くして…

「いろいろ考えてくださってありがとうございます😊
気にかけてくださって嬉しいです。
マスクは自分のはどうにかなっているの。
職場の高性能のが足りないのです。
相模原市から現在誠意努力しているとの返答なのでしばらく様子見です。」

そっかぁ…
高性能マスクとかそう言うのがないのか
なら仕方ない。

「ご無事で…」

最前線の方々にペラッペラな台詞も言いたくなくて、何て言ってよいかわからずそれだけお伝えした。

でもね、気になったその方の台詞。

「やっちさんもお客さん来なかったりでとても厳しいと思います。
行きたい、助けたい気持ちはあるのですが、いまは行けません。
ごめんなさいね🙏」

やはりそうなっちゃうか…

私はさぁ…
自分の店のことなんて、私のことなんてどうでもいいのよ。
店なんかつぶれてもいい、命だってなくなってもいい。

それが天命なら仕方ない。

今までどれだけ私の利益度外視でいましたか?これまでのお付き合いで分かってもらえてないんだ。
あなたもそう。娘さんも、その旦那も…
私とは特別な関係だと勝手に思っていました。

完全に片想いでした。

楽しかった記憶から消したいです。
無性に寂しいです。

空も一緒に泣いてます。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 遠くからの支援《感謝》 | トップ | 芸術は人の心を豊かにします »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿