うちの会社に入社してきた「高校生のはずの子供達」
二人の高校中退組は、一昨年の夏に辞めました。しかし、昨年の春仕事についていないことを知り、知り合いの土木関連の仕事をしている仲間が、人を募集しているということなのでその会社を紹介して、今もその会社で新幹線の仕事でがんばっているようです。
私立の通信高校に通いながら、もうすぐ卒業を迎えるY君。昨年秋、学校で就職の斡旋があったようで、「親方、今度面接があるので、会社を休みます。」とのこと。「アホ、お前はうちの会社の社員だぞ。」学校に断ってきなさいとこっぴどく叱られ、自分が普通の高校生でないことを認識したようです。
二人の中卒組は、1人は、県立の通信高校に通いながら進級できるかどうかはわかりませんが、今年3年生になります。もうひとりは、新年に入って会社にきていませんが、あたたかくなったら強制的に連れてきます。
昨年、定時制高校中退の二十歳の若者も入社してきましたが、ちょっと休みがち。
藤原和博先生の本を読みました。自分の父や母、あるいは、先生が事あるごとに言い続ける「言われたとおり努力すれば人生は安定する」という考え方では成功できない時代になっている。「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」の三点セットが教育界で蔓延している。このことをなんとな崩したい。そんなことを書いておられました。
確かに、自分が習った努力が実を結ぶ、人生は安定するということを説いても今の時代にはなかなかあてはまらないかもしれません.おやじの背中では教えられないことを教える子供達の受け皿があってもいいのかなぁと勝手に解釈して、妻になんでそんな子供ばっかり採用するのと叱られながら、また今年もがんばります。、