横浜の潮風で育った植栽をまとった横浜開港資料館の門柱に出逢う。この資料館は1981年、横浜に生きた人々の記録を資料を通じて次の世代に伝えていく、「近代横浜の記憶装置」 としての役割を持って設立されたそうです。これからも一つ一つ心が揺れる横浜の風景をスケッチブックに納めていこうと思います。
横浜港界隈にある煉瓦造りのイングリッシュパブ「LONDONIZE」は、紺と赤と黄色の大きな袖看板と三角のイーゼルにイギリスの国旗が入った古いライムグリーンの看板が目につくBARです。この辺りは横浜港から風に乗って潮の香りのするようなところで、港街の趣を色濃く残した一角です。
2年近く前にもここを訪れて、街の色に酔い、街の心象風景に出逢って、風景を描いたことを想い出しながら作品を制作しました。
この港は人と人が出会い、別れていく幸せと切なさが入り交じった人生の縮図なような時間が流れるドラマを体感出来るような不思議な街です。
またここを描くような気になる港街横浜港界隈、「私のこころが揺れるモチーフ100景」に登録します。