東京都の文京区にある小石川植物園です。園内は四季を通して花木に囲まれ、春は桜、秋は紅葉など江戸の時代より心を癒す都民屈指の憩いの場所です。明治9年創建の東京大学総合研究博物館小石川分館の赤い館が夏の緑に樹々の中で歴史の時間を重ね、ゆっくりと青空を泳ぐ白い雲にこころが揺れました。
最近では水もきれいになり鮎が目視されるという都心をゆっくりゆっくり流れる神田川。数えきれない人やこの国の様々な歴史や想いがこの川を渡り、この川に喜びや涙を流したことだろう。東西に流れる神田川には南北に140を越える橋が架かっていて、それぞれ趣のある表情を醸し出しているようです。この絵は東京都千代田区の「昌平橋」からJRのお茶の水駅のある本郷通りを渡す「聖橋」を望む風景です。この次世代へ残したい景観を私の心が揺れる百景に「昌平橋から望む神田川」を登録します。