哀愁溢れる故郷の漁港の風景です。風雨に晒された漁船の横顔です。しばらく釘付けになりました。荒海で漁師の命を乗せて魚を捕る船には、すでに多くの時間が流れていました。その時間と漁師の仕事の重さをテーマに描きました。
横浜のふるさと村の傍にたつ建築資材置き場のある風景です。一昨年この風景に出逢い凄く心が揺れました。錆びたトタンに覆われた物置場の風景には過ぎ去った時間が凝縮されているようで、さらにこの中にあるおびただしい建築資材の群に圧倒され、時代の時間が潜むこの風景を観て間も無く取材を重ね何枚もこの風景を描くことになりました。