思いで陽だまり

自分に甘く、他人にはもっと甘く、1960年生まれがゆるっと精神的気休めに書いてます。

街路樹の受難

2021-06-06 21:00:44 | 日記
街路樹が緑濃くなっていよいよ夏が目前

交通量の多いところの街路樹を見ると私は
強制的に坊主頭にさせられた昔の中学生の男の子を連想してしまう。

否応もなく枝(髪)をそぎ落とされて
なんていうか格好良さよりも
いかに邪魔にならないか、に重点がおかれているのが可哀想で。

公共予算の削減で街路樹の剪定もコストがかけられないのだろう
時間内にばっさばっさと切っていくしかない業者の懐具合もわかる

でもやっぱり可哀想。
根元も多くはアスファルトやコンクリートで囲まれて
息苦しいだろうに幹の枝さえも伸ばせない。
暑くても散水車は来ないし乾いた土や熱気の中で必死に生きている。

いつもありがとうね、長生きしてね、なんて
街路樹に向かって思う人がどれだけいるか


私は一般参賀で皇居で見た松が忘れられない。
どの松も見事にその松の特徴をつかんだ剪定がなされ
常に健康状態を管理してもらえる。
当代一流の庭師の方に見てもらえる松とガリガリ削られる街路樹
皇居の松は幸せだなぁと思う。

人間も色々な境涯があるけど植物も同じだなぁ。
自分は雑草みたいな人間だから、同じく逞しく生きる街路樹を応援する。
頑張ろうね、それしか言えないけど。
一生懸命生きたら神様が次はもっと良い環境に置いてくれると信じて
とりあえず1日1日頑張ろう。