7月がスタートしましたね
一年の半分がすぎましたよ。
早いですね~。
さて今日は‘人は音楽によって温度や
季節を感じることができる’という
お話です
まずは有名なこの曲をお聞きください。
カミーユ・ピサロ & ベートーヴェン 「春」
ベート-ベンのヴァイオリン・ソナタ
第5番Fdur 春です。
これを聞いて(タイトルを知らなくても)
きっと、ほんわか暖かな感じが伝わって
きたことと思います
この曲を聞いて、薄暗ーく悲しい感じが
する人はいないと思うんですね。
つまり私たちは、音楽(聴覚)から
温度・季節を感じ取っているわけです
「春」を聞いて、気持ちも晴れやかに
なったことでしょう。
では次にこの作品を
Ravel:Jeux d'eau
ラベルの水の戯れです。
どうですか?キラキラとしぶきを
あげる水のイメージ、感じませんか?
温度は水ですから「ひんやり」ですよね。
スピード感・躍動感もありますから、
絶対に沼とか湖とか止まった水では
なくて、流れ(しぶきなど)が自然に
想像できると思います。
では、もう一曲だけ
Fuzjko Hemming ( フジコ ・ ヘミング ) - Debussy : Clair de lune 2009
ドビュッシーの月の光です。
どうでしょうか?
(この作品のタイトルを知らなくても)
朝のイメージをする人はあまり
いないのではないでしょうか。
静かな夜を感じませんか?都会の
にぎやかな夜でもありませんよね。
緑豊かな、自然のある風景が結びつく
ことでしょう涼しい感じもします。
いかがでしょうか
私たち人間には五感があって、
音楽を聞くだけで気持ちが晴々
したり、落ち着いたり、水や緑、
太陽、月、風、季節など、自然を
イメージすることができるんですね
音楽を聞かない人(仕事に、子育てに
忙しすぎる人が)増えているようですが、
たまには五感に響くような作品に
触れるのも良いかもしれませんね
それではまた