暫定税のゆくえ

揮発油の暫定税が期限切れとなることが
濃厚となってきました。
これによって、ガソリンにかかっていた２５￥／Ｌが無くなり
その分は丸々安くなる、という目論見なのだが．．．

単純に２兆数千億円の税収がなくなってしまうわけで、
不要な道路は作れなくなったとしても、
日本国の台所事情を考えるとなんとも不安になってしまいます。

もちろん、道路特定財源のままにしておいたら
ろくなことに使われないことはわかりきっていますが、
一般財源として残しておいてもよかったのかな、と
思わないでもないこともないといわねばならんこともない(？
　↑
この辺は『車無くして生活成り立たず』な地方に住む人の
ジレンマです。(ーー;


この先いったいどうなるのかー。
(１)近々選挙になって、(２)与野党逆転となって、
(３)１～２年内に、(４)道路特定財源の一般財源化が実現されれば
穴もあかないような気もするが、
こんな四つの条件が簡単にクリアされるほど甘くは無いでしょう。

自民党が辛勝したら？新しい法案を提出し暫定から恒久税化。
そりゃあ無茶かも。
福祉目的税や環境目的税化。考えられなくも無いけど
値下げが定着したあとだと、増税感はぬぐえないよなー。


個人的には、雲行きが怪しくなった２月ごろ、
福田首相が『道路特定財源を近々一般化するよ』と宣言すれば
暫定税分も含めて与野党うまくことが運んだんでは？と
思うんだよなー。
十口加貝議員をはじめとする道路族から反発はあったろうが、
不祥事続きの国交省をみれば、世論上納得せざるを得なかったのではいか。
(離党して国民新党に合流したりしてw)
今となっては時間は巻き戻せませんが。

社保庁のときは『こりゃあ、やべぇぞぉ』ってなったときに
かばいすぎて共倒れとなった。
日銀総裁も財務省の顔立てすぎて空席になった。
道路特定財源もこのままぬるい対応とっていると．．．


福田首相も埋蔵金伝説を信じてた人だから、
各省庁の特定財源をかき集めて一般化しちゃえばいいのに。
そうすれば、８００兆円だって意外に完済できちゃうかも？