プロとアマ

まだ確定されてないようだけど、残念なニュース。

スポニチのニュース
日本高校野球連盟は１２日、大阪市内で
西武の裏金問題で早大野球部を退部処分となった
清水勝仁元選手（４年）が在籍した専大北上の関係者から
事情聴取を行った。
５人の関係者から事情を聴いた高野連・田名部和裕参事は、
同校に重大な日本学生野球憲章違反があったと判断。
管理責任を問う意味で、１８日の日本高野連審議委員会で
最も重い除名処分を下すことをあらためて示唆した。

はたして、贈賄(？)側の西武や横浜球団にはどのような
裁定が下されるのか。
同様に、プロ野球連盟から除名されるのか。
ありえんな。


自由獲得枠とか言うヘンチクリンな制度の弊害と
いわれるけれど、それよりも根本にあるのが
プロとアマの境界の厳しさだ。
即戦力と見込まれる逸材も、高校・大学に在籍中であれば
アマとみなされ、厳しい枠の中で管理される。
それが”卒業しますよ”となった時点でいきなり高評価されて
値段がつく。
しかも、どれもこれも売値(の上限)は決まっているときている。
どこの球団だって、自由獲得枠で来てもらいたくて
青田買いに走るに決まっている。

このあたりはサッカーのシステムが応用できないものか。
一部リーグ(プロ)の下にユースやジュニアのクラブチームを
結成して、若手の育成をする。
見込みがあれば、在学中でも上部リーグに出場させ、
当然ギャラも払う。
このほうがよっぽど透明だ。

クラブチームに有力が集まると甲子園がつまらなくなってしまう
懸念があるが、それでもやっぱり甲子園は甲子園。
毎回新しいヒーローが生まれてくることだろう。

とにかく、今回の件は一所懸命プロを目指す生徒達は
とんだとばっちりだね。