晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

矢祭

2008-03-24 | 随想
毎日新聞のトピックスより

独自路線を歩み、他の自治体にはないユニークな政策で知られる矢祭町で、
また新たな政策が住民の投票によって可決された。
それによると『町議会議員の手当てを日当制にする』ということらしい。

つまり、町議会議員が議会に出ている日数は数十日/年なんだから、
それ以外の日も同様に手当てが出ているのはおかしい、
議会をやったときだけ手当てがもらえるようにした、ということらしい。

う~ん、ろくな審議もせずに空転してても知らんふりの国会議員に
適用してあげたい画期的な条例だ。


とはいえ、よく考えてみると問題も多い。
この条例によって議員の年収は90万円前後に落ちてしまうそうで
こうなってしまうと副業がなければ生活が成り立たない。
副業しながら議員をやりつつけられる人となると、
その職種はおのずと絞り込まれてしまう。
農業か年金生活者、一部の自営業といったところで、
サラリーマンは、会社か組合の後ろ盾でもなければ、
出馬はほぼ不可能である。
まさか、サラリーマンがいない自治体なんてことはなかろう。
これでは選挙権・被選挙権の平等の原則に反する。


とはいえ、せっかく議員さん自らが省みて
『俺たちって、そんなに働いてないよな?』と立案したことは
賞賛に値するし、大賛成だ。
なんとか、これをうまく機能させたい。

たとえば、こんなのはどうだろう?
『休日議会』・・・土曜日・日曜日など、休日に議会を開く
『夜間議会』・・・18時や19時から議会を開会する
小さな町だし、議会も町民も”効率の良い町づくり”に意志が結束してる
ようだから、審議時間は短く済むのではないか。


ともあれ、ウチの市議にも爪の垢を煎じて飲ませたい。
合併しても議員の数は減らないわ、報酬は高い方に合わせるわ、
各種手当ては減らないわ、やりたい放題の議員天国。
合併特例債でいまだに箱物つくる案出してくるし。
アホばっか。



それにしても、88%超の投票率って...
町民の問題意識の高さがうかがえます。えらい!
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