晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

ガラパゴス化の危機感

2018-01-20 | 随想
TVのニュースや仕事上で話を聞いていると、
『日本はこのままズルズル衰退していくのではないか』という
危機感、閉塞感を感じて不安にさいなまれることがある。

日本はこんなに、規制、規制、安全、転ばぬ先の杖、なんてやっていていいのだろうか?と。
つまらない規制に取りつかれていたら、国際的な競争力や開発力はどんどん落ちていく一方に
なってしまうのではないか?


話は脱線するが、正直なところ支那の発展がこれほど続くとは思わなかった。
昔は「こんなバブル、いつまでも続くもんじゃない、基礎技術が無いんだからそのうち破たんする」
なんて馬鹿にしていたものだが、今は本当に恐怖だ。
なにしろ、法律の整備があっという間なのだ。
日本が党内調整をして、与党内で協議して、、閣議決定して、法案提出をして、
国会でモリカケモリカケ馬鹿騒ぎして、会期末に通るか通らないかギリギリの詰めをして、
通らなかったら、はい来年!ってモタモタしている間に
支那では党執行部の法案はポーンと簡単に通っちゃう。
これじゃあ、敵いっこない。


つまらない例だが、ポケモンGOの導入でそんなに大騒ぎするほどのことか?
ドローンなんて、実用化も使い方もまだまだ未知数のものを先に規制するか?
ゲーム大会の賞金が高額だと何か問題があるのか?
車の完成検査の認定制度なんて今でも必要なのか?

本当にくだらない規制ばかりで、何事にもスピード感覚が無いし、
必然的にコスト高になるし、資金力が無い人は起業できる環境でなくなっている。
一言でいうと、夢が無い。

夢を描く前に「こうなったらどうする?」「どうが責任取る?」「こんな問題もあるだろう?」って
前提条件を山ほどつけようとしちゃう。
こんな社会が正しいわけがない。



役所にもいろいろ問題はあるだろうが、こんな規制社会になった根源はマスコミに異常なほどの
権力があることだろうね。
マスコミが「問題だ~」って騒いだら負け。その時点で終了みたいになってる。
おかげで要らない規制、超レアケースを想定した対策など、数々のセーフティネットを
張り巡らさなければ新しいことは何もできなくなっている。
その一方でマスコミに対する規制は恐ろしほど何もないんだから、まさにやりたい放題。
モリカケなんて、あんなに騒いで、国会が空転して経済損失が計り知れないというのに
マスコミには何の御咎めなし。
さらに言えば、経済的損失どころか国家の品格さえも貶めた慰安婦問題に至っては、
火元の朝日新聞社が捏造を認めているというのに、何の責任も取っていないし、
社会的な制裁も課されない。
こんなおかしな権力構造が存在していても良いものか?

まあ、マスコミ批判は置いといて...。




とにかく、新興国のスピード感が脅威なんですよ。
支那なんて、一昔前は圧倒的な労働力と低賃金を武器にした人海戦術ってイメージがあるけど
いまでは先端機械の一番の市場だ。
とにかく、金で解決できる技術はすべて買い込んでいるといっても差し支えないぐらい
産業機械(FA)への投資を惜しまない。
おそらく日本の大企業よりも支那の中小企業の方が立派な設備を持っているのではないか。

それを使う技術や品質管理に対する考え方が育っていないから、不良が多かったり
ただのコピー品だったりしているが、
よく考えると日本の優位性は、その産業機械を作っているのが日本、生産材料を供給しているのが日本って
ぐらいなもので、差はかなり詰まっているんじゃないかな、と。
ガラパゴス的な規制に感けていると、早晩追い越されるのではないだろうか。


一時期、「規制緩和」とか「小さな政府」なんてスローガンがもてはやされたけど
あれはどこに行っちゃたんでしょうねぇ?
政権が安定しているうちにガラパゴスから脱出できるといいのですが。


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