プロとアマ(あらら．．．)

これはとばっちりどころではすまないぞ。
このまま幕引きになっちゃたら、
まさしく人身御供だ。

４０００校以上ある全国高等学校野球選手権の出場校のうち、
強豪校といわれる百数十校で、専大北上だけが金銭の授受を
受けていた、などということを信じる人は一人もいまい。
ややもすると、今年の夏の甲子園自体が”調査のため中止”に
なってもおかしくないはずだ。


こんな哀しい事態になってしまった以上、
全校対象に徹底的な調査を行い同様の処分を行わざるを得まい。
また、金銭提供のあったプロ野球球団(おそらく全球団)と
社会人チーム、大学は、同等以上の厳しい処分を
受けなければならないだろう。


再三いっているけど、有名高校球児ってのは
ほとんどセミプロなわけ。
在学中に使用する用具は、ソコソコの学校なら後援会が
用意するし、もうちょっと有名なトコなら各メーカの
丸抱えで、自分で買っている人なんて少数派のはずだ。
育成の仕方だって普通のスポーツとは全然違う。
硬式野球部がほとんど用意されない中学の部活を経由せずに
”地域の硬式野球団から高校野球部”という流れが多い。
いわば、プロになるべくしてなろうとしているわけで
彼らにアマチュアイズムを求めるのは無理がある。


もしかすると三流週刊誌などが
『高校球児とプロ球団の黒い金の流れ』などという
くだらない記事を書くかもしれないが、
心身ともにセミプロの彼らにとっては、
子供のころからの血のにじむような努力に対する
評価であって、いわばギャラの前渡のようなものでしょう。
外野が騒ぎ立てるほどのことではない。
首長が口利きやって賄賂もらっているのとは
根本的に違う。


今回の一件が急転直下、四方円満に納まることを望む。
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ただし、プロ球団にはより厳しい鉄槌を！
とくに今回のようなヘンチクリンな制度に仕立て上げた
虚人幹部どもには！！