晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

米国発世界恐慌・祝!回避w

2008-10-03 | 随想
総額で最大7000億ドルにものぼる公的資金投入を決める
修正議案が、どうやら下院でも可決されそうだ。
(予断は許さないけど)

まぁ、世界恐慌回避という面では歓迎すべきでしょうけど、
なんとなく釈然としないのは私のみならず
ご当人様、米国市民もそう思っているのではないでしょうか。


元を質せばですよ、サブプライムローンに端を発したものといわれてるけど、
サブプライムローン自体が問題じゃなくて、
それを取り扱っていた各社が、
粉飾決算をし続けていたことが問題の根幹なわけで。


リスクを評価しない粉飾された決算により、嵩上げされた業績を発表し、
経営陣は一般庶民からは考えられないような高額の報酬を得ながら、
一連の件で経営責任は問われない。
おそらくリーマンのCEOだって、この台風が収まればマイアミあたりで
優雅な余生を過ごすことになるんでしょう。
 ...若けりゃ、他社で役員に招聘もありえるでしょ。

起きてるかどうか知りませんが、株主訴訟なんて時間ばっかりかかって
相手の辣腕弁護士にのらりくらり、あげあし取られてうやむやでしょうし。



なんかね、今回の公的資金投入は
会社とその雇用者の救済って意味合いが強く感じられて、
結局のところ顧客と被雇用者ばかりが割を食うような
話に聞こえるんですよ。

”この法案が通らなければ、アンタらの少ない預金はパーだし、
 クレジットカードも使えなくなるんだぜ?”
って脅しをかけられてるような。


なんでそんな穿った見方をしてるかというと、
米国の議員さんって、大会社の役員さんや元役員さんが
ひっじょ~~に多いような気がするからなんです(気のせい?)。

バブル投資でさんざん甘い蜜を吸っておきながら、
いざハジけて”こりゃ~ヤヴァイ”ってなったら公的資金で補填。
屑みたいな不良債権も高値で売り抜けちゃって、
公的資金投入でまたも美味しい目を見ちゃう。
負けが無い、まさにイカサマ。

そんな漠然としたイメージが私にはあるんだよねぇ。




日本でも、山一や長銀が破綻したあと、さんざんつぎ込んだけど
こりゃあ桁違い。
増税せずにこの金額を捻出するにゃあ、そりゃあ...ね、
”例の”費用を削るしかないでしょ。
でも、総額を削るのは”例の”産業筋が絶対許さないだろ、
...ってことは、日本の【思いやり予算】や【燃料支給】は増えるわけだ。
消費税増税は避けられないなぁ(笑



親(米国)の借金は、子(日本)もタダではすまないのである。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グリーンカーテン・その後 | トップ | いや、懐かしい »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

随想」カテゴリの最新記事