ハラキリ
2010-03-23 | 随想
春のセンバツにおいて、ある監督のコメントがちょっとした物議を
かもし出しているようだ。
まあ、要約すると
『あんな弱いチームに負けたんじゃ、切腹モノだな』
ということだそうだ。
それに対して『相手チームに失礼だ』とか
『一所懸命やった両チームの選手もかわいそう』というような
反響があるわけなのだが...
まあ、その通りなわけで。
たとえ心の中でそう思っていたとしても、口に出していっていけないのが日本流。
逆に『そんな奢った考えで試合に臨んだから負けたんだ』と
いわれてしまうところでしょう。
でもでも、ですよ。
少ない投手で短期日程でやる高校野球においては、
弱い相手に対して『今日の相手に100%で投げるなよ』ってな
指令が出たとしても至極当然なところ。
早めに大量得点して相手の戦意をくじいて
あとは適当に流すか、第二ピッチャーに代わってもらいたいのが
上位を目指すチームの本心ではないでしょうか。
だいたい、先日のサッカー日本代表戦(アジアカップ?)では
負けてさんざん”監督更迭だ!”とか”○○選手を代表に呼ぶな!”とか
騒いでいたような気がしますが。
この違いはなんなんでしょうか?
外野ならなに言ってもいいんでしょうか。
それこそ無責任の大衆・マスゴミの本領発揮でしょう。
勝っても負けても、高ぶった感情をあらわにしないのが日本式の美徳。
でもそれはその秘めたる思いを仲間や周囲が
痛いほどよくわかってあげられてこそ。
つまり周りにも心を読んであげる責務があるはずなんです。
私はスポーツってのは、やはり最後はむき出しの闘争心だと思うんですよね。
それをうっちゃっておいて”常にいい子ちゃんでいなさい”では
それこそ永久に韓国や中国の後塵を拝すことになりかねない。
今回のように、人目を気にせず悔しがった方が
なんぼかマシだと思いますけどね。
(表現は確かに悪いが)
これでまたいつでも勝ち馬に乗っかるマスゴミに叩かれまくって
このチームが夏の大会に影響が出なければいいのですが...
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます