焼き鳥ｖｓおでん

毎週楽しみにしている、ＮＴＶ系の『どっちの料理ショー』。
今日は焼き鳥ｖｓおでんでした。
おでんに深いトラウマを持つ私にとって(笑；過去記事参照)、また無類の焼き鳥好きの私にとって、これは聞かれるまでもなく、焼き鳥でした。

さて、焼き鳥というと、おでん以上に名物店主ってのが思い出されます。
会社のすぐ近くにある焼き鳥屋。
お世辞にも清潔とはいえない店内は十人も座れば満員。安い折りたたみテーブル２つの座敷にカウンターが３つ４つ。便所は当然おつりが来るタイプ。
味もまあ、美味い！というほどじゃあない。でも、なぜか客が入ってしまうのは店主の人柄。
店主の面白さの一端をあらわしてるのがメニュー。全部５００円均一なんです。
店主曰く『おらぁバカだからよぅ、計算が出来ねェから、全部５００円にしてんだ。材料費の差があんのは、量で調整してっから勘弁してくれや』という。たしかに、出てくる串の本数がバラバラ。ネギマと皮では倍も違う。
しかしそんな、せっかく計算をしやすくした値段も、カウンターの客に杯を勧められていくうちに、酔っ払ってきて、アレレ？？って言うような勘定になってしまう(笑。
どんなに飲んでも３０００円、飲まなくても３０００円、なんてことになる。それで毎回お手伝いしてる実娘に怒られてる。そんな光景が面白くて、ついまた行ってしまう．．．。

でも、そんな親父も最近からだが弱ったのか、トンと見かけない。
娘婿が手伝っているが、杓子定規ないわゆる『客商売』になってしまって面白みが無い。
味は格段に良くなったが．．．
これからが二代目の腕の見せ所である。