晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

投機オリンピック

2012-08-13 | ヘタレのスポーツ
ロンドンオリンピック、連日の熱戦から目が離せませんでしたね。


一方で残念なことに、
序盤、柔道やらボクシングやら、未熟な審判&不公平な審判で
悪いほうの意味でそうとう沸きましたが...
”ジュリー”が沢田研二でなくなる日もそう遠くないか(既に?)


やっぱりオリンピックのメダルの数が国力を表すとか
選手の生活に直結するとか、そういうことはまだまだあるようですね。
もちろん、日本でもメダリストの肩書が付けば、引退した後のスポーツ教室や
講演会などのギャラも相当違うようですが。
それ以前に、(国内で)マイナー競技においては、メダルに届かなければ
新聞では2行程度の結果が掲載されるのみという扱いですし。

審判を買収してでも金メダルが欲しい、というのはその裏にどういう
『儲け』の構造があるのか...
金メダル一つの価値を国別に評価した資料でもあればいのですが。


さて、偉大なるアマの祭典にメダルメダルというのもおかしいのですが、
本日付の新聞の記事。


ありゃ、写真が横だ(^^;

これを見ると、日本は金メダルの数こそ少ないものの、銀や銅を合わせると
結構な数のメダルを取っていることがわかります。
やっぱり金を取るのは難しーなー...と思うのですが、
よく考えてみると、3位決定戦のない一部の種目を除けば、
金メダル、銀メダル、銅メダルともに、用意されている数は一つずつ。
つまり総数は同じなんです。
そうであれば、1位~3位の米・中・英のように、ばらけるのが一般的では
ないでしょうか?
表を見ると、金が少なくて銀・銅が多いというのは日本と豪州だけではないでしょうか。

これって、やっぱり教育の問題なんだろうなぁ。
精一杯努力してきて、世界の頂点にあと一歩....となったとき
『あとは悔いなくやるだけ』みたいになっちゃうの。
仮に一歩届かなくても、本人も周りも、なんとな~く納得しちゃうというか。
たぶん、金メダルをたくさん取っている国って、
金メダル以外は『悔いの残る試合』なんだろうなぁと思う。


一時、『世界一つだけの花』とかいう楽曲が流行りましたが、
これが日本人的感覚をよく表しているのではないでしょうか。

『誰が一番かなんて争うことをしないで...』 
ハァ?バラもひまわりもぺんぺん草も、周りの同じ種類の花よりも
少しでも立派に咲こうとしているはずなんですが...
周りの草が全部枯れても、俺だけは、俺の子孫だけは生き残ってやるぜ、
としか考えて無いように見えるのですが。
第一、世界に一つしか存在しない花なんて、しおれて枯れてお終いですよ。
そんな花を咲かせるために貴重な太陽光や大地の栄養素を使われたんじゃ
迷惑この上ない!って、周りの花は思っていますよ。



話が極端な方向に向いちゃいましたが、
とにかく他国は審判の買収してまで金メダルを取りたがっているということ。
いい意味でも悪い意味でも、それほど真剣なんだろうな、と。
近代オリンピックにおいては、金や労働力を投下して、金メダルは取るものなの
なのだろうと。

ここまで書きましたが、実は、私は銀メダルでも銅メダルでもそれほど悪くはないと思っています。
運動があまり得意ではない私にとっては、どの競技も異次元のレベルですからね。
でも、金メダリストと銀メダリストの実力の差って、どのぐらいあるんだろう?
って考えたとき、ほとんどの競技においては、やっぱり紙一重なのかな?と
思うのです。
意志の強さとか周囲の期待とかそういうので簡単にひっくりかえっちゃうような世界
なんではないでしょうか。
そういう厳しい世界を考えたとき、世界に一つだけの花、なんてまさにお花畑の頭の中で
良いものなのだろうか、と。

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