晩酌しようよ

【晩酌】って『大人の愉しみ』みたいな、ちょっとワクワクするような響きがあると思いませんか。今晩あたり、一杯どうです?

浄土平チャレンジ

2023-07-30 | ヘタレのスポーツ
夏休みに何かしたいな~旅に行きたいな~と漠然と思っていた。
できればキャンプ△でテント泊なんかしながら・・・
とはいえ、連日殺人級の猛暑日、夜も熱帯夜が当たり前で
こんなんじゃテントの中でなんか寝れたもんじゃない!
 
ならば・・と考えた。
涼しい所に行けばいいだろうと。
となると、南アルプス北アルプスなんてのが頭をよぎりましたが
ちょっと我が家からは遠すぎる。
やっぱり得意の福島方面ってことになるんだよなあ。
(距離もそうだが、渋滞の心配を全くしないで済むのが好ポイント)
 
 
 
で、福島の安達太良やら磐梯山辺りっていうのは見当をつけたが、さてどうしようか。
ああそうだ。
自転車仲間の人が『浄土平は最高だった』といっていたな。
そこに自転車持参で行ってみよう。・・・でも、私でも登れるかな(←極度なヒルキライマー)
 
グーグル先生で情報収集。
フムフム・・・福島市側からだとそれなりに登りやすそうだ。
しかも、終わった後に温泉入ることを考えたら、高湯温泉付近の無料駐車場から
スタートすれば良いんだな。
 
朝早く家を出れば、高湯温泉に10時くらいには着けそうだ。
距離的に考えて、12時までには浄土平登り切って、ソースカツ丼食おう!
よし、プランは決定。
 
 
で、7/21金曜に休みを取って旅行開始。
良い天気、良い天気・・・って、暑すぎだろっ!
途中、グーグルマップに騙されながら、土湯温泉を華麗に通過。
まあまあ順調。
よし、ここを左折すれば高湯温泉の入り口だ。
 :
あれ?坂を上っていくと、なんかガスっているよ・・・
高湯温泉に着いたら、完全に霧雨状態。
なんなら、ポツポツ雨粒も混じってきている。
 
 
ちょっと視界が悪くて、まあ自転車自体は走れるけど、ここまでガスっていると
後ろから追突の恐れがある。それは怖い。
30分ぐらい車で待ってみたけど、状況は好転せず・・というか悪くなってきている感がある。
しょうがないので、自転車乗りは諦めてキャンプ地に向かうことにする。
 
下山途中、アホかというほどの豪雨に遭って、「ああ、無理しなくて正解」と安堵するなど(^^;
 
で、土湯温泉を過ぎるとやっぱりピーカン。
どうも吾妻連峰の表(南)と裏(北)でまるっきり天気が違うようだ。
途中、危ない運転の車と数台遭遇。
福島ナンバーの方はわりと紳士なんだけど、会津ナンバーの人(少数派と思いたい)は
前がつかえているのに、登坂車線を使って強引な追い越しで1台でも前に行こうという運転。
ウ○コ漏れそうなのかしら。
あと、技術のニッ○ンのノー○。直線を走っていていきなりブレーキランプが点灯する。
色違いのノー○で連続でエンカウントしたんで、もしかしたらプロパイ○ットという装備は
そういう仕様なのかと思ってしまった(←誤解?)
 
 
まあ、そんなこんなで「イラッ」っとくるドライバーには遭遇しましたが
そんなんで腹を立てて事故でも起こしたら本当につまらない。
車間距離を目いっぱい取って、巻き込まれ災害を予防しよう、ヨシ!
 
 
さて本日のキャンプ場。
この辺で知ってるところがここしかなかった。
天神浜オートキャンプ場。
平日ならたぶん予約不要の巨大なキャパをもつキャンプ場。
水辺だし、木陰だしで、涼しいんだ。

 
水辺はそれなりに先客がいたけど、林間はやっぱりガラガラで、
ゆったりサイトを展開できました。

 
火を熾したら、とりあえずスーパー(ベニマル)でやたら推してる練り物を焼いてみる。
福島の人、練り物好きだよね、たぶん。
冬でもないのにあんなに練り物を推してるの、隣県民でありながら新鮮でしたよ。

 
では、さっそく・・・
カシュっと。
 
 
夜になったらとりあえず肉を焼く。
ちょっとヘルシーに鶏肉を選んでみたが、味噌漬け豚の方が良かったかな?
これはこれでガーリックが効いてて美味かったが。
 
 
夜中、星空を眺めてみたが、やはりちょっと雲が多い感じ。
雲の切れ間から見える星はとても綺麗で鮮明に視界にとらえられ
やっぱり空気が澄んでいるんだなぁと痛感。
 
 
 
さて、翌朝~~。
今日も快調に晴れています。
たぶん、暑くなるんだろうな。

 
磐梯山の後ろの吾妻連峰もあまり雲がかかっていないようです。
もしかしたら、ワンチャンあるんじゃね??
いやでも、帰るのに逆方向だし、ガソリン高いし、遠回りだし・・・
いろいろネガティブな考えが浮かびますが
せっかく自転車積んできて、その辺走って「ハイ終了」でいいのか?
やらずに後悔より、やって後悔だろう!
 
ってことで、浄土平に再チャレンジすることに決めました。
善は急げの朝ごはん。
トマトって、生より焼いた方が美味いよね。
 
めちゃくちゃ余談なんだけど、道の駅猪苗代っていう立派な施設があるんだけど
売ってるものがちょっとショボくて、まったく食指が動かないんですよ。
普通、道の駅って「ザ・産直」みたいなものがたくさん売ってるものなのだけど・・
で、がっかりしてヨークベニマルに行っちゃうわけ。
これ、たしか前回も経験した(--;
このままでは、車中泊ジェットスキーヤーのごみ捨て場に甘んじちゃうぞ~。

 
 
 
要らぬ心配はおいといて、高湯温泉へ移動開始。
約1時間かけて高湯温泉の近くの駐車場に到着。

 
はい、またガスってます。
残念でした。
 :
 :
いや、ここまで来たんだし、今日が帰りだ。
ずぶ濡れになったっていいじゃないか。
しかも今日は昨日よりガスが薄くて、追突の心配は少なそうだ。
よし、出発!!
 
 
ゼエゼエ、ハアハア言いながら登っていく。
本当に坂嫌い(笑)
 
 
マイルストーン。
ガスガスです。
この先の「映える橋」もガスで景色は全く見えず(;_;)

 
あれ?このぐらいからガスがかなり薄くなってきましたよ。
木陰が出来てる。
 
それにしてもツライね。
ナメクジの這うような速度でのろのろと登っていきます。
 
 
 
うおーーー!
雲の上に出たぞーーー!
 
 
火山ガスエリアは自転車乗りの鬼門。
まず間違いはないと思うけど、過信は禁物ですよね。
急ぎながら慎重に進みます。
まあ、息を止めて通過することはできませんけどね。
 
 
 
それにしても、聞きしに勝る絶景。
いや、もちろん来たことが無いわけじゃないんだけど、
自分の足で登ってくると、景色が全然違って見えます。
なんというか、ひとつひとつの物の色が濃く見えるんですよね。
感動体験です。
 
 
 
到着です。
ピーカンに晴れてて、日差しが痛いぐらいです。
良い感じの達成感ですね。
 
山は生き物。
元気に噴煙を上げています。

 
 
 
 
さて、来た道を戻りましょう。
下りはあっという間ですね。
ブレーキ(というか熱)がちょっと心配になりますね。
私のはアルミなのでそれほど心配ないと思いますが、
カーボンホイールのリムブレーキだと、バースト心配しながらの下りになるのでしょうか。
 
 
 
はい、それでは高湯温泉 あったか湯。
おりしも、高湯温泉公式がツイッターで炎上したばかり(笑)
まあ、常識的な使いかたすりゃ、叱られずに済むんですけどね。
別に自転車乗りが差別されてるような感じは受けませんでしたヨ。



白濁したお湯で、まさに「あったか」「あったまる」温泉でした。
 
 
 
 
帰り道は長くてしんどかったですけど、自転車で登った浄土平の景色は
苦労に勝る絶景でございました。
欲を言えば、麓から晴れていれば、とは思いましたけどね。
それはまた次の機会に・・・


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