憲法２１条でいろいろ

自民党内の勉強会で「偏向曲解をする新聞社を懲らしめよう」って話になったとか。
そりゃあ、ダメでしょう。
国会議員が圧力をかけて、言論の自由を封殺することは許されません。
言論の自由は憲法２１条で保障された国民の権利です。

でも、ですよ？

これを盾にとって、言いたい放題のマスコミもどうかと思いますよ。
まず一番最初に問題になった「偏向曲解する新聞社」っていうのが抜けちゃって、
新聞社を懲らしめよう、だけがクローズアップされてます。

私がブログでテキトーなこと書いても影響なんてないも同然ですが、
それなりの新聞社がもっともらしいこと書くと信じちゃう人もいますからねぇ。
しかもウソを書いても御咎め無しと来てるもんですから。
御咎めの話になると右も左も関係なく、どっちのマスゴミも
２１条持ち出してやれ「検閲だ」「軍靴の音が」と
キャンペーンを張って、国会での審議すら許さないんだから面白い。

こりゃあ、マスゴミによる私刑のようなものだし
マスゴミによる言論統制のようなものだ。
表現の自由にかこつけて、
いちばん表現の自由を規制しているのはマスゴミなんじゃないの？
守ろうとしているのは、自分達だけが「世論の代表者だ」って言い張れる
既得権益なんじゃないの。
もちろん、唯一の広告媒体であり続けるっていう、お金のこともあるでしょう。


まあ、ともかく、国会議員にも表現の自由はあるし
勉強会という集会・結社も自由なわけだから、
国会での証言・発言で無いし、具体的な圧力がかかったわけでもないんだから
「自分の家でつぶやいた愚痴のようなもの」ってことで
済ませときゃいいんじゃないでしょうかね。