JUN ROAD Ⅲ ~ラテン系半島人~

アナタがかつて 描いた「その日」共にHuntしてまいりましょう !

もっとよく 考えてチョ~よ !

2020年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日 生業に関する 研修に参加

3年間に渡る この研修の先に
よりプロフェッショナルな自分がいる
そう思っていた

ところが
蓋を開けてみれば・・・


昨年6月 東京都練馬区で起こった
痛ましい事件

元農林水産省の 事務次官まで務めた 父親が
ひきこもる息子の将来を案じて 殺めた事件

それをテーマに 皆で話し合うのは良い
しかし そのテーマを あろうことか
「介護」殺人と 名うっているではないか

介護とは
障がいを持った人や 認知症の高齢者など
いわば ご自身で 判断や行動することが
難しい人に
周囲が 手を差し伸べる 行為(厚意)

では
亡くなった男性は 果たしてそうであったか

ちがう

確かに 男性は 長きに渡る ひきこもり状態だった
しかし 彼は 判断もできた 
限られた行いだったかもしれないが
行動もできた
そして 何より 
自身の将来を 父親との確執を
ひとり 悩んでいた
そう 思っている

親族殺人なら まだ理解できる
それを こともあろうに
同業の者が 介護と 表すとは・・・


私は テーマに基づく ディベートに前に
ひとり 挙手

会場に集まった 仲間たちの前で
上記について その考え方を改めて欲しい

そもそも 愛知県内において
15歳から64歳までの ひきこもり状態にて
苦悶されて いらっしゃる方
合わせて 約70,000人

その ご本人たちと ご家族が
我々が今日 こうして 先の事件を
「介護」殺人と見なすこと

それを どれだけ嘆き 怒り
悲しみに 立ちすくむのか

それを 精一杯 伝えた

幸いにも
私の訴えに 皆は頷き 賛同してくれた

良かった 本当に・・・


というわけで この研修を 
来年度も 引き続き 受け続けるかどうか
甚だ 疑問に思い始めている


倫理綱領
社会福祉士としての 自身の身のあり方

会全体としての 自身の身の置き方


無論 それを否定するつもりは ない


しかし もっと大切なことを
忘れてはいないか

誰のために
私たちの 資格や役目 責任があるのか

大上段からの 正論 理論で良いのか

8050だ 7040だと
上っ面だけの 色眼鏡で 良いのか

ちがう

もっと 私たちは
社会福祉士 精神保健福祉士 臨床心理士
医師 保健師 精神保健福祉相談員
その他

ひきこもりを問わず
今 地域で 世の中で 起きている
全ての 困りごとに対して

私たちは クライエントに
幼子であれば 膝を折って
その子の目線で 語りかける

ご高齢や 障がいをお持ちの方には
分かりやすい表現
かつ 笑顔で 接する

もっと 大事なことが あるだろう
もっと 大事なことを 忘れてはいないか


自壊も込めて その会場を 後にした




御託を並べるのも良いが

この澄み渡る 青空を 皆が 笑顔で 見上げるために
まず やるべきことを 考えないでどうする !