『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

クラス内カーストだと?!

2020年02月01日 | 中学生と育つ
中学生の子どもが朝の用意をしながら、
突然、クラス内カーストの話を始めた。
ぎょぎょ。

クラス内でカースト上位の人の言った冗談に
「それは、〇〇ちゃうん(^^)?!」とツッコんだら、
「うわ、よーそんなこと言えるなぁ。やめとき」
と、友達に言われた、とか。ひえ~コワっ。

お皿を洗いながら何気ない風で聞いていたけど、
ちょっと警戒しながら、話を促す。ドキドキ。

促したけど、カーストの話はそこまでで、
続いて、同じ班になった人の給食の食べ方が
気に入らないのだ、と言う。
なんだ、それ。急に平和な話題だぞ(^^;)。

狭い世界にいるから、些細なことが大事件なんだろうなぁ。

聞いてみると、
好き嫌いが多くて、野菜も魚も食べないのは仕方ないけど、
いちいち「こんなマズイの、よー食べられるよな」
なんて言いながら残すから、見てたら腹が立つのだそーで。
「おいしく食べられへんねんやったら黙っといてほしいわ!」と。

うん、そう伝えたらいいんじゃない??
「そういう言い方されたらおいしく食べられないから、
残すんやったら黙って残して」って。

なんか、朝だから、着替えたり、トイレ行ったり、
バタバタしながらで、ちゃんと話を聞けなかったんだけど、
もしかして、ちょっとしんどいのかもしれないなぁ。

「おかーさんも、中1~2くらいが一番しんどかったなぁ。
もうちょっと大きくなると、みんな大人になってきて、
相手のやることにいちいち腹も立たなくなってくるよ。
きっと、今が一番しんどいと思う」みたいな事をゆーてみた。

そしたら、
「別にしんどくないで。ウチのクラスはラクやと思う。
上位に〇〇ちゃんと〇〇ちゃんがいて、
下位が〇〇ちゃんと〇〇ちゃん、
あとはボケばっかりやから(^^)」と。

自分も友達も「ボケ」ジャンルに入っていて、
別に上位が絶対的に強いわけでもなく、
下位がひどく扱われるでもなく、過ごしているらしい。
だといいんだけど。

下位ってのが気になったから聞いてみたら、
「給食当番やのに鼻くそほじるねん。ありえん!」とか
まぁ、そういう感じ。

それが嫌なら、それも、二人の時に伝えてみたら?
気づいてないだけかもしれへんよ?

とにかくね、上位とか下位とか、エライとか、ありえんとか言ったって、
世界には70億人がいて、その中のたかが35人の中の地位やん?
狭い中にいると、どうしても煮詰ってくるねん。
そういう時は、外の世界に出たらいいねん。
キミよりは外の世界も知ってるからイヤになったら相談して? 
その時、一緒に考えよ。

って言ったら、
「そっか、70億分の35かぁ~。ケタの違いがハンパないな!!」
と笑いながら「行ってきまぁ~~す!」と出て行った。

大人から見たらめっちゃ狭い世界なんだけど、
下手したら、中学生にとっては、自分が生きている全宇宙が
クラス35人+部活+家族数人の中に限定されちゃったりするから、
その世界が全員伸び伸びと自分を発揮できる場所でありますように、
と願わずにはいられません。


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