『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

バカを引き受けたら理想に近づいた件

2020年02月02日 | 『自由の哲学』
自分がしゃべる勉強会と、
自分はそんなにしゃべらない勉強会がある。

たとえば、自分がリーダー的な立場の時、
以前は、自分が完璧に理解して話をしなきゃ、
って感じで、一人で背負って、緊張してた。
背伸びしてでも、無理してでも、
ちゃんとこの場を進めていかなきゃ、って。

でも、苦手なんだよね。人前で理路整然と話をするの。
前もってわかってることを話すのは、あんまりおもしろくない。
自分の心の中を見ながら、その時に出てくるものを
リアルタイムでそ~っとすくい取って言葉にしていくのが、
私の中ではとてもエキサイティング。

だから、あんまりテンポよく話せない。

まぁ、でも、そういう自分のニーズを無視して、
スムーズに話ができるように準備して行ってた。
当日も、紙を見ながらしゃべってるから、
どんな顔で聞いてはるか、よく見てなかった。

当然、予想外のことが起きたら対応できないし、
質問されてもうまく答えられないし、
参加者の話を聞いていたら予定してたところまで行けないし、
でも、せっかく話をしてくださるんだからちゃんと聞きたいし
…とか、能力以上のことをやってんのが、
だんだん「違うなぁ」って思って、しんどくなってきた。

ならば、自分の等身大の能力で対応したら何かが変わるかな、
そう思って、自分の無能を引き受けることにしてみた。
バカって思われるとか、勉強会成り立たないかな、とか、
アレコレ心配ではあったけど。

だけど、結果的に、
無理しないってことは、すごくいいことだった。

何かの時に、私がリーダーを一人で背負うのを辞めた時、
メンバーが順番にリーダー役をして勉強することになって、
アートだの手仕事だの観察だの読書だの…
それぞれの得意分野の勉強が分かち合えるようになった。

読書会にしても、
背伸びせずに等身大でいる方がラクなのにも関わらず、
みんなで叡智を出し合って、話し合うことで、
私だけで読むよりも断然広がることがわかった。

もちろん、集まる人が
前もってどのくらい勉強しているかに依るけど。
昨日の会なんかは、みんな何度も読み込んできていたから、
ホントにおもしろかった。

自分たちで勉強するって、おもしろい!
先生に頼らないのに、そして、
難しい『自由の哲学』なのに、
「何書いてあるかわからない」って途方に暮れることもなく。

「あ、それって、こういうことかな?」
「じゃあ、こういう場合も同じってこと?」
「たとえば、こういうことも言えるかな?」って、
テツガクの言葉をどんどん日常に翻訳して、
生活の中に法則を見出していって。

これぞ、無能な私の理想の勉強スタイル!!!
あ、もちろん、スゴい先生に教えてもらうと、
目からウロコボロボロだけど。
先生がいると思うと、私サボるから(^^)。

ホントの理想は、自分がめっちゃ読み込んで行って、
スゴい先生を質問攻めにして、
腑に落ちるように教えてもらうこと、だろうなぁ。
両方。

自分が勉強したいことに
こんな風に取り組むチャンスがあるなんて、
う~ん、なんという贅沢!


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