Aちゃんが、ひどい目にあって
メンタルやられて病院に通っていた。
それは、何年か前のことなんだけど、
今でも、その相手を
「死ね!って思ってる」と、
まっすぐに言う。
最初は真顔だったからギョッとした。
でも、1~2年経つとネタみたいになってきた。
「アイツシネ」って言いながら笑ってる。
私も「うわ、出た~!」って一緒にゲラゲラ笑ってる。
言え言え。いくらでも出せ。
吐き出してしまえ。
言霊の神様には眠っててもらおう。
私も、昔むかし、
めちゃくちゃ理不尽な目に合った。
まだストーカーという言葉もなかった頃。
そういう概念がない時代だったから、
誰もその病的なしつこさを理解できなくて
どうしてもSOSが届かなくて、
めっちゃ一人で戦った。
今でも、電話が鳴ると緊張するし、
足を踏み入れたくない町もある。
無意識に入り込んでしまった
あれこれの影響はもっとあると思う。
でも、普段は、
その時のことなんか全然忘れてる。
そう言って驚かれたし、私も驚いた。
あんなに大変だったし、辛かったのに、
もう、ほとんど
それに支配されていない…みたい?
大げさに聞こえるかもしれないけど、
無事生還できて良かった。
今の平穏な暮らしがあるのを
時々、ふと不思議に思うほどに。
あ~、久しぶりに思い出したら、
やっぱりしんどいなー。
でも、時間ってやさしい。
もはや、あんなヤツどうでもいい。
Aちゃんが、外からの要因で
暮らしを変えざるを得なくなったのは、
どう考えても腹立たしい。
でも、もう戻れないなら、
前よりもっとAちゃんにやさしい、
平穏な日々を願う。
「弱ってる時には、
前向きな人といるとしんどいねん」
とAちゃんは言う。
最近、私とよく会うようになったんだけど、
相手のことも知らない、
何があったのかもよくは知らない、
祈るしかできない私くらいが、
今はちょうどいい湯加減なのかな。
そして、たぶん、
私も彼女と一緒に暖まりながら、
自分の第何次目かの、
「消化活動」もしてるんだろうな。
お互い、ゆっくり暖まろうね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます