『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

大人だけで動物園を楽しんだ話③ 動物の中の私、私の中の動物

2020年10月17日 | 神戸シュタイナーハウス
私たちは、大人だけで動物園に行きました。
そこで見た動物は、
どこか私たち自身と重なるところがありました。

今日は、動物学③として、
動物の中の人間、人間の中の動物についてまとめてみます。
動物園でどのように動物と向き合ったのかは、
リンク先の動物学①、動物学②にまとめましたので、
そちらをご覧ください。

目次
  1. ▼動物に関するテキスト
  2. ▼動物は人間のいろんな性質を独立させたもの
  3. ▼人間は動物を総合的に結び付けたもの
  4. ▼まとめ ~必要な性質を自由に繰り出せる人間~
▼動物に関するテキスト
「動物について学ぼう」と思った時、参考にした以下のテキストです。
  ・『一般人間学』 12講
  ・『オックスフォード教育講座』 第5回
  ・『人間理解からの教育』 Ⅲ-2 動物学 など。
…その他、アレコレ。

植物を大地との関連でとらえたように、
動物は人間との関連で見ていくことが必要だと考えました。
動物園実習の翌月、大人クラスで
動物に関して次のような言葉を一緒に味わってみました。
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ライオンは威厳があり、うさぎは臆病、
羊は我慢強くて、ラクダは正直で優しい…。
このように、動物は人間のいろんな性質を極端に示しています。
また人間は、時に威厳を示し、時に臆病で、
時に我慢強くて、時に正直で優しい。
あらゆる動物が持っている特徴すべてを、
少しずつ合わせ持っているのが人間です。
つまり、動物は人間の持つさまざまな性質が
個々に独立したものであり、
人間は動物界を総合的に結び付けたものなのです。
(上記テキスト群から抜粋し、自分たち用にまとめました)
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▼動物は人間のいろんな性質を独立させたもの
私たちは前回、
気になる動物にじっくり向き合うことで、
それぞれの動物の特徴を、以下のように捉えました。
「自分にはそう見えた」ということで理解してください。

・ゾウ→穏やかで力持ち
・クジャク→毅然としていて美しい
・コアラ→甘えん坊で親子仲良し
・パンダ→見た目かわいいけどダラダラしている
・ワニ→自分を守るために攻撃的

動物を見ながら、このような特徴を、
知らず知らず自分と重ねて見ていました。
ということは、その動物の特徴が
私たちの中にあるということです。

その動物が気にならなかった人も、
人の発表を聞いて「ホントだね~」
「私もそーゆーとこあるわ!」などと盛り上がったのは、
聞いた人にも多かれ少なかれ、その要素があるからでしょう。

動物の中には私たちの要素が分散されてあり、
私たちの中には、動物が統合された全体がある。
そんな人間の作りを考えると、
人間はこんな風に生きられる可能性があります。
詳しくは、下記、動物学③をご覧ください。

動物学①~③
https://note.com/steinerkobe/m/m1a3da8c257bc



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