『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

「悪」を選べる必要だってあるのよね…

2022年01月05日 | 中学生と育つ
年末から読んでいた『クリスマスの秘密』。
内容が深すぎて、図解したくなり、
今日は最終講の第5講をノートにまとめていました。

正月休みにふさわしい清らかな行いだわ~(^^)。
これが続けられたらいいんだけど、
まぁ「無理でも3日坊主、10回続けば一か月」。

さて。

今日「うわ、すご~!」と驚いたのは
「ゴルゴタで復活した後、
どうしてキリストは地上に留まらなかったのか」
についてです。

あ、私も「キリスト」とか、
何教とか何宗とか何派とかよくわからないので、
各宗教共通の「人智を越えた神的な精神存在」として、
読み替えていましたが。

カミサマが全知全能だとしたら、
そのまま地上にいてくれたら、
人が殺し合いなどの悪いことをしないで、
人類はずっと平和にいられたのに。

なんでカミサマは人を見捨てて昇天したの?
っていう問いですね。
これね~。
これに対するシュタイナーの答えがすんごいおもしろい。

「2000年前は、人類がまだ幼児的な素直さだったから、
そのままキリストが地上に留まっていたら、
幼稚園児が先生の前でイイコでいるように、
ホメてもらいたくて善をなすようにはなる。

だけど、キリストはそれを望まなかった。
悪も選べる自由の中で、自ら善を選べることが
人類の成長に必要だからだ」だそーで。

なるほどね~。
これ、自分の身の回りのことで言えば、
子どものスマホの問題とすごい重なりました。

中3の12月(まだ1か月経ってない)に
始めて子どもがスマホを持つことになり、
渡す時に時間制限をしないで渡したのね。
スマホはワルモノじゃないから。

スケジュール管理やToDoリマインド、
目覚まし時計、ラジオ、写真撮影、
動画視聴だって、調べものや勉強にだって使えるから
時間を制限するのはナンセンスに思えたのよ。

んで、18歳未満のフィルターをかけた上で
あとは「自分に役立つように使いなさい」
とだけ言って、渡した。

あれから3週間ほど経って、
やっぱり、ちょっと使いすぎじゃないの?
って思うこともある。会話が減ってる気もする。

でも、強制的に時間制限しようとは
あんまり思ってない。
するとしたら、本人納得の上で、する。

人類が成長するためには悪も必要だと、
キリストが人類を信頼したなら、
子どもだって、いろんな誘惑の中で、
自分で必要な使い方ができるようになれるはず。

まぁ、私はキリストみたいに2000年も待てないけど、
子どもが自活するまでのあと数年で、
「自分に必要なことを自分で決めて実行できる」
という力を育む手伝いができたらな~と思っています。

もちろん、自分で決める力が育つ前に、
中毒になっちゃいそうな気配があれば、
当然、本人と話して制限するけどね。

てゆーか、それ、子どもにも必要だけど、
私にこそ必要な力なんだよね。

必要なこと、やりたいことを、
自分で決めて実行していく力。
それが「自由」。

今年も、もっと自由になっていけますように。


※写真は、再生したクレヨンです。→コチラ



最新の画像もっと見る

コメントを投稿