『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

絶賛反抗期中の一言② 62/100

2021年10月10日 | 中学生と育つ
この頃、中3の子どもが、
少しずつ親から離れて行っているのを
日々、感じています。

親は、子どもほど急激に変化できないので、
子どもの成長について行けてない気がします。
邪魔しないように気を付けねば。

子どもは、
小学校3年?の頃からピアノを習っています。
5~6年生になると、
だんだん「曲」っぽい曲も弾き始め、
聞いているうちに、私も弾きたくなって、
一緒に習うようになりました。

レッスンには、自転車だと15分、車だと数分。
そんなに遠くでもないのですが、
部活が終わってから疲れているのもあって、
一緒に車で行っていました。

その流れで、
部活引退後も車で行ってましたが、
一緒に行くと、私のレッスンが終わるまで、
40~50分、待たないといけません。

先に帰れる方がいいなら、
自転車で行けばいいのに?と言うと、
「面倒くさい。宿題して待っとくわ」と言って、
ず~っと一緒に行ってました。

そんな感じだったのに、今日初めて、
「自転車で行くわ!」と言うので、
「じゃあかーちゃんは後から行くね」と、
時間差で行くことに。

一緒に行って、
親にレッスン見られるっていうのも、
そろそろ抵抗あるのかな?

とか思いつつ、自分の課題である、
ドビュッシーのベルガマスク組曲から
「月光」を練習しつつ
「気を付けてね~」と見送った。

私の中では、この曲は、
与謝蕪村の「月天心、貧しき町を通りけり」の句を、
貧しき町じゃなくてフランスの田舎、
に変えたみたいな、おぼろげなる月が
遠くからぼや~~~~っと静かに照らしてるイメージ。

あ、ちなみに、その2~3曲前は
ベートーベンの「月光ソナタ」を弾いてました。
こっちの3楽章は、怒涛の重厚弾丸アルペジオ。
ズドドドドドドドドド~~~ガンガン!! っていう感じ。

同じ「月光」というタイトルなのに、
めちゃくちゃイメージが違う。
ドイツとフランスでこんなに月が違うのか??

そーいえば、日本の炭坑節の「月が~出た出た~」は
めっちゃノンキそうで、タヌキが一緒に踊ってても、
誰も気づかなさそう。
これまたずいぶん違うけどね。
すごいな、月のイメージの広がり(^^)。

あ、話が逸れました。

えーと、そうそう。
「先に一人で自転車で行くわ」と言いつつ、
テレビ見ながらダラダラしてたせいで、
すでにレッスンに遅れそうな時間になって、
やっと自転車で出発した子ども。

私は、自分のレッスンの前に、
ちょっとおさらいしとこうと思って、
遠くの雲間から差し込むような、
静かな静かなドビュッシーの「月光」を弾いてたら、
すぐに子どもが帰ってきて、窓の外から叫んだ。
「かーちゃーーん!」

あーもう! 
緊張感研ぎ澄まして、
すんごい繊細に弾いてたのに~~~~っ!
なんだなんだ? 忘れ物か?

私も叫んだ。「どしたーー?」
子どもが叫び返す。「月がキレイ~~!!」

おおおおおお。
絶句!

風が気持ちいい夜。
多くの家が窓を開けっぱなしにしている季節。
静かな住宅街の向こう三軒両隣に響き渡る、
「月がキレイ~~!」という思春期の声(^^)。

西の空を見れば、
ネコが夜空を爪でひっかいたような、
細い細いペーパームーンが傾いていました。

この月、好きなのよね。
行ってらっしゃい!


▼本日のフォルメン 62/100

なんだかとーーーってもきもちのいいフォルム。
下も左右もなくて、円で調和しているところが。

最後に注意を怠ってバランス崩れたけど、
やり直さない方が美しかった。
プレゼンとか発表会とか試験とか、
やり直しのきかないことって、あるよね。


※「何コレ?おもしろそー」という方は、
コチラをどうぞ。
私にとっては、
心を整えるヨガであり、瞑想の時間です。



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